パディントン(映画)のあらすじ感想とキャストは?吹き替えは誰?

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パディントン(映画)のあらすじ感想とキャストは?吹き替えは誰?
パディントン(映画)が、非ハリウッド映画ながらもイギリス・アメリカ・フランスなどで『アナと雪の女王』のオープニング成績を超えるくらい大ヒットしたと話題になっています。その作品が、ついに、2016年1月15日に日本でも劇場公開です!

松坂桃李さんが、主人公のクマ・パディントンとして吹き替え初挑戦ということでも大注目です。『パディントン』には、あの大女優ニコール・キッドマンさんが『自分の子供に見て欲しい映画を作りたい』という思いで、わざわざ『悪役』で出演しています。

ここでは、家族みんなで楽しめて心あたたまる映画『パディントン』の魅力と、あらすじ感想やキャスト陣、日本語吹き替えについてまとめてみました。

2015.11.11 追記:イメージソングはAIさんが歌う『ハピネス』に決定
2015.11.17 追記:吹替キャストに木村佳乃、斉藤由貴、三戸なつめ、古田新太を追加

 

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パディントン(映画)基本情報

映画タイトル:パディントン
公開日 :2016年1月15日
上映時間:97分
監督  :ポール・キング
脚本  :ハーミッシュ・マッコール(『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』など)
     ポール・キング
原作  :マイケル・ボンド『くまのパディントン』
製作  :デヴィッド・ハイマン(『ハリーポッター 全8作』など)
音楽  :ニック・ウラタ(『靴職人と魔法のミシン』『フォーカス』など)
制作プロダクション:ヘイデイ・フィルムズ(ハリー・ポッターシリーズなど)
配給会社:キノフィルムズ

原作は、世界40か国で翻訳されたイギリスの児童文学『くまのパディントン』です。半世紀以上親しまれている児童文学のキャラクターを実写化するということで、やわらかくて優しいタッチの原作の世界観をどこまで再現して、実写ならではのオリジナリティを加えるかが見どころです。

児童文学の世界を実写化して進化させた映画の世界を創り上げるという意味では、『ハリーポッター』を手掛けたプロデューサーでもあるデヴィッド・ハイマンさんの凄腕に期待できます。

原作のイメージが強ければ何をやっても賛否両論あるのでしょうが、逆に日本人には『パディントン』がそれほどメジャーなキャラクターではない分、シンプルに楽しめる人が多いかもしれません。

【映画『PADDINGTON』先行予告動画】

【イメージソング:AI/ハピネス】

パディントン(映画)あらすじとネタバレ

ここでは、映画『パディントン』のあらすじとネタバレ情報をご紹介します。

 

この物語は、ロンドン在住のブラウン一家と、ペルーから来た紳士なクマさんのお話しです。ブラウン夫妻と主人公のクマの最初の出会いが、ロンドンにある地下鉄駅『パディントン駅』だったことから、クマの名前は『パディントン』となります。
そんなパディントンが、慣れないイギリス生活で失敗を繰り返しながらも、トラブルを乗り越え、ブラウン夫妻との絆を深めていくストーリーです。

※ここからネタバレ情報も含まれますので、ご注意ください。

ペルーの山奥に住むクマのパディントン
そもそも、ペルーの山奥に住むクマがなぜイギリスに来たのでしょうか?それは、その昔ある『イギリス人探検家』がペルーを訪れ、そこに住むクマたちと交流を持ったのがきっかけです。

その交流から、クマたちは英語と英国風の習慣を身に着けます。パディントンが英語を話し、紳士的態度なのは、その『イギリス人探検家』がルーツだった訳です。

ある日、平和に暮らしていたペルーのクマ達を大地震が襲います。両親を失ったパディントンは、あこがれの地イギリスへと降り立つのです。

手を差し伸べたのがブラウン一家
しかし、イギリスに来たパディントンは、つてもなく、頼る人もおらず、路頭に迷ってしまいます。そんなとき、パディントンの紳士な態度に感心して手を差し伸べたのがブラウン一家の奥さんメアリーさんでした。

パディントンは失敗を繰り返し
パディントンを自分の家に居候させて世話を焼くメアリーさんですが、夫のブラウンさんはパディントンのことはあまりよく思っていませんでした。そして、イギリスの生活に不慣れなパディントンは失敗を繰り返し、ブラウン夫妻に迷惑をかけてしまいます。

そんな中、ひょんなことからパディントンは泥棒を捕まえることに貢献し、街の人気者になっていきます。そして何故か、パディントンを狙うあやしい女も出現します。

ブラウン一家とパディントンは、パディントンのルーツである『イギリス人探検家』が何者だったのかを調べていました。そして、地理学会の建物に隠されたビデオテープを発見します。そのビデオテープには、パディントンのふるさとの景色やその家族の映像が記録されていました。

その後、パディントンを狙うあやしい女が、ブラウン一家の留守中に家に侵入し、ひとり家に居たパディントンを捕まえようとします。パディントンは必死に抵抗し、難を逃れますが、その抵抗の結果ブラウンさんの家をめちゃくちゃにしてしまいます。

パディントンは、ブラウン一家に迷惑をかけてしまった責任から、家を出てしまいます。一方、ブラウン一家はペルーを訪れた『イギリス人探検家』を探し続けます。根気強い調査の結果、ブラウン一家はその探検家の娘を見つけ出します。

パディントンを狙うあやしい女の正体でした
ところが、その娘こそが、パディントンを狙うあやしい女の正体でした。その昔、『イギリス人探検家』は、ペルーの森に暮らす不思議な知能を持つクマ達を守るために、学会と対立し、追放されてしまっていたのです。

探検家の娘は、父親が学会から追放された原因であるペルーのクマ達を恨み、標本にしてやろうと狙っていたのでした。

ひとりぼっちのパディントンは、あやうく国立博物館で標本にされそうになります。そこにブラウン一家が助けに入り、危機一髪パディントンは救われたのでした。

この事件をきっかけに、パディントンとブラウン一家は絆を深め、家族になり、幸せに暮らしたのでした。

 

『人間とクマ』『イギリスとペルー』、さらには『世代』も超えた繋がりが絡まってできた物語です。極端にかけ離れたものを繋ぐことで、あえて前提条件や先入観がなくなり、純粋な心の絆が伝わるように思えます。

逆に『親と子』だったり、『日本と韓国』みたいな具体性がある近い繋がりでストーリー設定をすると、その時点で関係性や背景が限定されてしまいます。

猫型ロボットと人間の物語『ドラえもん』が世代を超えて、国を超えて愛されるように、『パディントン』も幅広い世界で純粋な心の絆を楽しめる作品になり得ると思います。

日常生活にクマのキャラクターが登場するということで、『TED』に似ていると思いますが、パディントンは『ぬいぐるみ』でなく『クマ』であり、紳士であるところが全く違います。

『TED』と違って、家族みんなで楽しめる映画のようです。
寒い冬に家族でお出かけするなら、あたたかい映画館で、あたたかいストーリーを楽しむのがいいかもしれません。

 

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パディントン(映画)のキャスト・登場人物

パディントン(映画)のキャスト・登場人物
ここでは、映画『パディントン』のキャスト・登場人物をご紹介します。

パディントン
パディントン
主人公のペルーの山奥からイギリスに来た紳士なクマ。

 

パディントン役(英語吹き替え):ベン・ウィショー
パディントン役(英語吹き替え):ベン・ウィショー

パディントン役(日本語吹替):松坂桃李
パディントン役(日本語吹替):松坂桃李

 

ヘンリー・ブラウン役:ヒュー・ボンネヴィル
ヘンリー・ブラウン役:ヒュー・ボンネヴィル
主人公を受け入れるブラウン一家の主人。

ヘンリー・ブラウン(日本語吹替):古田新太
ヘンリー・ブラウン(日本語吹替):古田新太

 

メアリー・ブラウン役:サリー・ホーキンス
メアリー・ブラウン役:サリー・ホーキンス
ブラウン一家の奥さん。

メアリー・ブラウン(日本語吹替):斉藤由貴
メアリー・ブラウン(日本語吹替):斉藤由貴

 

ジュディ・ブラウン役:マデリン・ハリス
ジュディ・ブラウン役:マデリン・ハリス
しっかり者のブラウン一家の娘。

ジュディ・ブラウン(日本語吹替):三戸なつめ
ジュディ・ブラウン(日本語吹替え):三戸なつめ

 

ジョナサン・ブラウン役:サミュエル・ジョスリン
ジョナサン・ブラウン役:サミュエル・ジョスリン
好奇心旺盛なブラウン一家の息子。

 

バード役:ジュリー・ウォルターズ
バード役:ジュリー・ウォルターズ
ブラウン家の家政婦さん。パディントンの良き理解者。

 

ミリセント・クライド役:ニコール・キッドマン
ミリセント・クライド役:ニコール・キッドマン
パディントンをつけ狙う謎の女。

ミリセント・クライド(日本語吹替):木村佳乃
ミリセント・クライド(日本語吹替):木村佳乃

 

サミュエル・グルーバー役:ジム・ブロードベント
サミュエル・グルーバー役:ジム・ブロードベント
物知りの骨董屋さん。

 

カリー役:ピーター・カパルディ
カリー役:ピーター・カパルディ
ブラウン家のお隣さん。パディントンのことが嫌い。

 

ルーシー
ルーシー
ペルーのリマに住むパディントンの叔母。

 

ルーシー役(英語吹き替え):イメルダ・スタウントン
ルーシー役(英語吹き替え):イメルダ・スタウントン

 

パストゥーソ
パストゥーソ
パディントンの叔父。地震で亡くなってしまう。

パストゥーソ役(英語吹き替え):マイケル・ガンボン
パストゥーソ役(英語吹き替え):マイケル・ガンボン

 

モンゴメリー・クライド役:ティム・ダウニー
モンゴメリー・クライド役:ティム・ダウニー
イギリス人探検家。ペルーで知能を持ったクマの一家に会う。

 

キャスト陣の注目はやはり主人公のパディントンです。もちろん映像はCGですが、日本語の声を担当するイケメン俳優の松坂桃李さんが、『声』だけの演技力と魅力で、どんな『クマ』を演じるのか楽しみです。

英語の声とパディントンの動きを担当するベン・ウィショーさんも、『007 スカイフォール』でジェームズボンドをサポートする役を演じたイケメンですが、同性婚をしたことでも話題になっているようです。いずれにしても、顔は出てきませんのでイケメンは関係なく『声』を楽しみたいですね。

基本的には、原作でおなじみのキャラクター達がそのまま登場し、ハリー・ポッターシリーズやイギリスドラマでお馴染みの豪華俳優陣が人間を演じるので、原作のファンも、ハリー・ポッターファンも海外ドラマファンも見どころが沢山です。

ニコール・キッドマンさん演じる悪役女ミリセントは、映画オリジナルのキャラクターです。『自分の子供にみせたい』と挑んだそうですが、かつて『アザーズ』でニコール・キッドマンさんの演じた役がかなり『嫌な女』で印象的だったので、自分の子供にみせる悪役がどんなか注目しています。

パディントン(映画)みんなの感想

パディントン(映画)みんなの感想
映画『パディントン』のみんなの感想を集めてみました。

・家族みんなで楽しめる、ドタバタコメディです。イギリス人の笑いのツボが独特で、面白かったです。

・普通にクマが街の中を歩いているのに誰も気にしないのが不思議ですが、ロンドンの街並みや家具などが綺麗で、オシャレで、かわいくて、楽しかったです。お決まりのシンプルな展開もハマった!

・TEDと似ているけど、紳士でかわいいパディントンの方が好きです!

・小さなころに何となくみたぬいぐるみの記憶がよみがえって、懐かしかったです。本のイメージとはやっぱりちょっと違うけど、これはこれでアリかな。

・思ったよりもリアリティある熊になっていたので、ちょっと違和感がありました。


欧米ではかなり親しまれた原作なのでしょうが、日本人では強く原作に思い入れがあるという方は少数みたいです。コメディ要素もあるので、笑いの感覚は日本人とちょっとズレがあるかもしれませんが、それはそれで面白さではないでしょうか。

『子供でもわかる』ストーリーは、『子供向け』とは違うようです。大人でも、シンプルで可愛いストーリーが真っすぐに伝わることもあるのかと思いました。

TEDと設定が似ていて比較されているみたいですが、『可愛いクマと人間のお話し』という意味ではこちらの方が王道であり、本流ではないでしょうか?

パディントン出演キャストのコメント

パディントン役(日本語吹き替え) 松坂桃李
パディントン役(日本語吹き替え) 松坂桃李
パディントンは、とにかく可愛くて、やわらかい。どうしても有吉弘行さんが吹き替えを担当したTEDのクマを思い出してしまいましたが、TEDとも普段の自分とも違うキャラクターと声にしたつもりです。パディントンのウキウキした気持ちや性格を再現するのに苦労しました。

 

ミリセント・クライド役:ニコール・キッドマン
ミリセント・クライド役:ニコール・キッドマン
自分が子供の頃に親しんで、大人になってから自分の子供と一緒に親しんできたこの作品に関われてとても幸運です。私が大好きなのはクマの目です。とてもキュートで優しい目が大好きです。オーストラリアには熊がおりませんので、私にとって熊はとてもミステリアスでファンタジックな動物です。

 

メアリー・ブラウン役:サリー・ホーキンス
メアリー・ブラウン役:サリー・ホーキンス
ブラウン奥さんは、私の母のキャラクターがにじみ出ています。私自身のあらゆる部分に母の個性が浸み込んでいますので、今回演じたブラウン奥さんからそのエッセンスを取り除くことはできませんでした。

 

ポール・キング監督
パディントンは典型的な古典ストーリーで、CGを駆使したハイテク映画を期待している人には真逆の印象を与えるでしょう。でも、どんな人もこの映画を嫌いになることなんてできません。

 

日本で長年親しまれるキャラクターといえば『サザエさん』『ドラえもん』があります。児童書のキャラクターだと『ノンタン』『アンパンマン』などもあげられるでしょう。

日本人がこれらのキャラクター達を実写映画化するようなチャレンジが、イギリス人が『パディントン』を実写映画化したのに近いイメージなのかなと思います。

どの日本キャラクターも、日本人独特の笑いやユーモアがありつつ、人種や文化を超えた普遍的な感動があります。

『ドラえもん』は、もはや世界的アニメキャラクターですが、海外の人への伝わり方が非常に面白いです。海外の方は、日本人と同じように勇気と友情の大冒険ストーリーを楽しみつつ、『ドラえもん』でしか見たことのない『ランドセル』がオシャレで、かわいいアイテムに感じたりもするそうです。

『パディントン』もイギリス人独特の笑いやユーモアを日本人の独特の感性で楽しみつつ、普遍的な感動もストレートに味わえる作品であり得ると思います。

その点、単なるファミリーコメディ映画とは違うようです。日本人には少数派でも、作り手は半世紀以上親しんだ分だけ『本気』です。

人によっては、その『本気』が少し伝わり難い点もあるようですが、それはそれで『違い』を楽しむ奥深さがある映画でもあるようです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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  • 2015 10.28
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