無線機が現在と過去の二人の刑事を引き合わせ、未解決事件解決に挑む本作品。1話では誘拐殺人事件が時効成立目前で急展開を迎え、事件の真犯人を見つけ出すことに成功しました。
時効成立まで残り40分、犯人を逮捕することができるのでしょうか。また、無線機によって導かれる新たな事実はあるのでしょうか。
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ドラマ『シグナル』第2話あらすじとネタバレ
三枝健人(坂口健太郎)や桜井美咲(吉瀬美智子)たちは15年前の1995年に発生した誘拐殺人事件の真犯人・吉本圭子(長谷川京子)を見つけ出すことができましたが、犯人である確固たる証拠がないため逮捕することが出来ないままでいました。
焦りを覚えながら三枝健人たちはなんとか自白を得ようとしますが飄々とはぐらかされ、時間だけが過ぎ去っていきます。
結局、2010年4月10日の時効成立までに誘拐殺人にかかる自白を得ることができませんでしたが、白骨死体で発見された男性の殺人容疑で吉本は逮捕されることとなりました。たった数分の差で、吉本の誘拐殺人の罪は問えなくなってしまったのです。
その後2010年4月27日、公訴時効の撤廃にかかる法律が成立・施行されました。これをきっかけに、刑事部長・中本慎之助(渡部篤郎)曰く「世論からの注目が薄まれば解散する、お荷物の寄せ集め」と評される「長期未解決事件捜査班」が新たに設立されました。
メンバーは桜井美咲を班長とし、同じく刑事課の山田勉(木村祐一)、鑑識課の小島信也(池田鉄洋)です。
一方、この事件後再び三枝健人は無線機で過去の刑事・大山剛志剛志(北村一輝)とつながります。「また無線は繋がります。その相手は3年前の私です。過去は変えられます、諦めないでください。」という意味深な言葉と銃声を残して通信は途絶えました。
その後、時は2018年に移ります。長期未解決事件捜査班のメンバーは変わらず、隅に追いやられた部署で証拠が不十分な過去の事件捜査の難しさを嘆いていました。そこへ、捜査一課課長・岩田一夫(甲本雅裕)が新たなメンバーを連れてきます。
アメリカでプロファイリングを学んできた三枝健人警部補でした。あの誘拐殺人事件解決に挑んだメンバーが再び顔をそろえることとなるのです。
そして、新たに挑む未解決事件は21年前の1997年に発生した女性連続殺人事件。三枝健人がその事件概要を確認している最中、あの無線機がまた過去とつながります。つながった先は1997年4月16日、もちろん相手は大山剛志ですが、三枝健人と初めて会話するような口ぶりで明らかに今までと異なります。
三枝健人は大山剛志が1997年の女性連続殺人事件の捜査中であるとわかると、被害者の発見場所を告げました。その直後大山剛志は三枝健人の言ったとおりの場所で被害者を発見します。
大山剛志は三枝健人と無線で交わした会話が気にかかり、三枝健人が伝えたその次の被害者が発見された場所に向かいました。するとそこには倒れている女性がおり、大山剛志は救出することに成功するのです。
一方、現在(2018年)では、大山剛志が被害者女性を早期発見したことにより、捜査資料が殺人から殺人未遂に変わっていました。過去が塗り変えられたのです。それに気づいた三枝健人は、大山剛志の「過去は変えられる」という言葉を思い出すのでした。
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ドラマ『シグナル』第2話の感想
今回は、誘拐殺人事件の真犯人逮捕となるかどうかの攻防戦が熱く描かれてあり、手に汗握りながら見ました。俳優陣のあと一歩で逮捕することができるのにという焦りやくやしさがにじみ出る演技で、臨場感が溢れていました。
また、真犯人役の長谷川京子の怪しげな雰囲気を纏いくるくると表情を変えて警察を手玉にとる演技は素晴らしく、その美しさも相まって見入ってしまいました。
その後、タイトルにもある「長期未解決事件捜査班」が結成されることとなるのですが、今はまだメンバーがそれぞれバラバラの方向を見ていますが、今後どのようにまとまっていくのかも見どころとなるでしょう。それぞれの個性を活かしながら事件解決していくのは爽快でしょうからとても楽しみです。
桜井美咲と大山剛志の関係も見逃せません。今回、大山剛志とのツーショット写真を秘かに持ち続けている様子や、大山剛志のものと思しき捜査資料を桜井美咲が所持している様子が描かれていました。桜井美咲は少なからず大山剛志に好意を抱いていたように思います。
また、刑事部長の中本慎之助は桜井美咲がまだ大山剛志を捜索しているかと気にかけつつ、「どうせ誰もおぼえちゃいない」と切り捨てるように発言していることから、大山剛志と中本慎之助の過去に何かがあることを匂わせています。ここに、大山剛志が失踪した理由が隠されているのでしょうか。
そして、今回の一番のポイントとなるのは「時空を超えた繋がりによる影響」の描かれ方ではないでしょうか。
前回の1話では、過去(2000年)の刑事・大山剛志からの情報により、現在(2010年)の事件が動きました。今回の2話では、現在(2018年)の刑事・三枝健人からの情報により、過去(1997年)の事件が変わります。それにより、現在へ影響が及び、新たな事件へと発展していってしまうのです。
誘拐殺人事件を振り返り「今更犯人を捕まえたって、あの子が生き返るわけではない。過去は決して変えられない」と回想する三枝健人の言葉、大山剛志が残した「過去は変えられます、諦めないでください」という言葉、そして本作のキャッチコピー「過去を変えろ、未来を救え」。
どれも、本来であれば変えることのできない過去が、過去と現在をつなぐ無線機によって過去を変え、新たな未来を生み出していくというこの作品の本筋を表しているように感じます。
1話で初めて無線機がつながったとき大山剛志は「三枝警部補、今あなたに言われた現場に来ています」と発言しています。これは、大山剛志に誘拐殺人事件を解決してほしい、犯人を逮捕してほしいという思いから未来の三枝健人が伝えたものではないかと推測されます。
また、大山剛志は「これが最後の通信になるかもしれません。でも終わりじゃありません。また、無線は繋がります。その相手は3年前の私です。3年前の大山巡査部長です。」と言葉を残しています。この時の大山剛志はこの現在と過去をつなぐ無線機の真相を把握しているのではないか?という疑問が出てきます。
そしてやはり無線機がつながるのは、オープニング画面にも表される23:23の1分間のみのようです。これに何か意味があるのでしょうか。これも合わせて、現在と過去の刑事をつなぐこととなった無線機の真相とは何か、注目していきたいです。
まとめ
時効成立までの緊迫した攻防戦からはじまり、それを踏まえてタイトルにもある「長期未解決事件捜査班」の発足が描かれ、新たな未解決事件へ挑むこととなった第2話。
次回、いよいよ無線機でつながった現在と過去の二人の刑事が協力して事件解決に挑みます。過去は変えられるのか、未来は救えるのか。いよいよこのドラマの本領発揮です。
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