賢い医師生活シーズン2 第3話のあらすじネタバレと感想考察を、韓流ドラマにドハマりしている筆者が詳しく紹介します。
賢い医師生活シーズン2 第3話のあらすじネタバレ
病室前で激しく議論し合う、患者家族とチュ・ミナ。
自然分娩にこだわる姑と夫に対し、ミナは「妊婦が危険な状態だから切開手術を行う。」と説得するも、なかなか二人は受け入れません。
そこに、急いで駆けつけてきたソッキョンが鋭い一言を放ちます。
「お二人は自然分娩が目標なようですが、我々は母体と赤ちゃんを救うのが目標です。」
その言葉を聞き、夫は我に帰り、いまだ抵抗する母を止めます。
そしてソッキョンとミナは手術の準備に入ります。
外来の時間が始まると、イクジュン・ジョンウォン・ジュンワンの3人は、診察に入ります。
それぞれ診察スタイルはちがうものの、患者に真摯に向き合っている姿は同じです。
外来が終わったイクジュンの部屋に、ソンファが「ごはんを食べよう」と声をかけに来ます。
食堂に向かった二人。
そこでソンファは、イクジュンにある患者の手術を頼みます。
それは、「あしながおじさん」活動の一環で、手術支援という新たな形に挑戦したいソンファの頼みでもあり、二人の大学の同期であるペク・ヒョンドの頼みでもありました。
患者は元々ヒョンドの病院にいましたが、難度の高い手術をしなければならず、人員・器具不足のヒョンドの病院では対応できません。
そこで、他の病院に頼むも断られ、最後の砦としてユルジェ病院が残ったのです。
あしながおじさんの支援案件として、その話を聞いたソンファは、なんとか援助してあげたいと思いイクジュンに相談します。
「あなたでも無理だと判断するなら諦める」と言うソンファに、イクジュンは「カルテを送って、見て考えてみるよ」と返します。
一方、外来が終わったジョンウォンは、ギョウルを家まで送るため、病院の入り口前に車で現れます。
ギョウルは、誰かに見られないかとびっくりしながらも車に乗ります。
ジョンウォンは「誰も見てないよ」と嬉しそうに車を発進させました。
その一連の流れを、病院スタッフたちはしっかり目撃。
しかし、「アン先生はやっぱり紳士だな」と会話を締め、二人が付き合っているとは誰も想像しないのでした。
次の日、病院でソンファから送られてきたカルテを確認したイクジュンは、手術を引き受けることにします。
そして、ウジュとごはんを食べに家に帰ります。
幼稚園の友達が毎週パパとキャンプに行っている、とうらやましそうに話すウジュ。
それを聞いたイクジュンは、俺たちも行こう!と返します。
しかし、その直後イクジュンに急患の電話が。
いつものように二人の時間が急に終わってしまい、寂しそうな顔をするウジュ。
そんなウジュに罪悪感を抱き、イクジュンは謝ります。
しかし、ウジュは「パパは悪くないよ。パパはもっと大きい宇宙(ウジュ)を救っているって、おばさんが言っていたから。」と返します。
そんなウジュの温かい言葉に、イクジュンは思わず泣きそうになりました。
2話で登場した、ジュンワンが担当するミンチャンという赤ちゃん。
心臓のドナーが現れるまで、VADを装着し持ちこたえることになりましたが、母親は毎日暗い顔で病院に通っています。
そんなミンチャンの母を、同じくVAD治療3カ月目のウンジの母親は、毎日気にかけていました。
自分の作ってきたおかずを分けてあげたり、病院のことを案内してあげたり…。
支え合っていた二人の母親ですが、ミンチャンに先に心臓のドナーが現れます。
その知らせを同じ場で聞いたウンジの母親は「奇跡が起きたのよ!」と一緒に喜びます。
しかし、病院の庭でひとりになると、大粒の涙をこぼすのでした。
3カ月経ってもなぜ自分の子どもには、ドナーが現れないのか…。
世の不条理さを感じずにはいられず、涙が止まりません。
その姿を、担当医のジュンワンは偶然目撃しますが、遠くから見守ることしかできませんでした。
翌日、ミンチャンの心臓移植を無事成功させるジュンワン。
同じ日にイクジュンも、ソンファから頼まれた手術を成功させます。
仕事を終えたジュンワンは、イクスンに電話をかけます。
イクスンは旅行から帰ってきているはずなのに、電話は一向につながりません。
不安が募ります。
就寝前にイクスンにもう一度電話をかけると、男性が電話に出ました。
不思議に思いながら「イ・イクスンの電話ではないですか?」と確認すると、相手から「イクスンが事故に遭い、検査中で今電話に出られない」と知らされます。
「事故といっても軽傷だから、家族と彼氏には内緒にしてと、イクスンに頼まれた」と話す相手の男性。
心配で仕方ないジュンワンは、検査が終わり次第イクスンに連絡させるように伝えます。
そして、相手の男性に名前を聞きます。
「コ・セギョンといいます。イクスンと同じ家に住んでいて、今一番親しい友人です。」と相手は答えました。
一緒に住んでいる友人が男性だったと、今更ながら知ったジュンワン。
表情が一気にこわばるのでした。
賢い医師生活シーズン2 第3話の感想考察
第3話は、順調なジョンウォン・ギョウルカップルとは反対に、ジュンワン・イクスンカップルに波乱が起きそうな予感で終わりましたね…。
カップルたちの動向も気になりますが、今回考察したいのは、3話に込められたメッセージです。
3話ではさまざまなドナーが登場しましたが、これまで「賢い医師生活」でよく描かれていたのは『ドナーとなる側』と『ドナーを心待ちにしていた側』を対比するものです。
前者は、周囲が嘆き悲しむ姿、後者は、喜び感謝する姿が描かれます。
その対比からは「誰かの幸せは、誰かの苦しみの上に成り立つ」というメッセージを読み取ることができますよね。
しかし、今回の3話では、やや違う角度からドナーに関する物語を描いていると感じました。
そして、それもまた深いメッセ―ジがあると感じました。
共にドナーを待つウンジとミンチャンという小児患者の話です。
ドナーが現われても、入院生活が長いウンジの方が、優先的に移植を受けられると思っていたミンチャンの母親でしたが、現れたドナーはミンチャンに適していたため、先に心臓移植を受けることになります。
私は正直、どちらにも早くドナーが現れてほしいと思う一方、ウンジの母親に対しては特に「報われてほしい」と思っていました。
というのも、ウンジの母親は自分も大変な中、いつもミンチャンの母親に気を配り、励ましてあげていたので…。
しかし、先に報われたのはミンチャンの方でした。
この一連の描写から「時にいい人こそ報われない瞬間がある」というメッセージを感じました。
これは、2話でソッキョンが患者に送った言葉とも通じます。
「時に悪いことはいい人に起こる」という言葉です。
これらのメッセージは、賢い医師生活に登場する患者だけに向けたものではないと考えます。
人生において、またここ2、3年は特に見えない敵のせいで、「なぜ自分だけがこんなに苦しいのか」と思う局面は、だれしもあったのではないでしょうか。
そんな中でも今日まで走り続けてきた人々に向けて、2話と3話に上述のようなメッセージが込められていると考えました。
賢い医師生活シーズン2 第3話の注目キャストはチェ・ソンファ
チェ・ソンファ役|チョン・ミド
仲良し5人組の紅一点で、欠点が無く人間離れしていることから「鬼神」とも呼ばれる脳神経外科医准教授、チェ・ソンファ。
シーズン2の1話で、イクジュンの告白を実質断りますが、その気持ちに変化が起きつつあるような場面が3話にはありました。
2話で、ソンファが手術をした演奏家の女性。
その母親は、ソンファと息子をお見合いさせようとします。
息子はうまくかわすため、あえてソンファと2人で病室を出て、カフェに向かいますよね。
そのカフェで、息子は「実は恋人がいる」と話します。
長年の友人から恋人になったという彼の話を、ソンファは自分の境遇と重ねながら聞きます。
「彼女とは、ただ一緒にいるだけで気分がいいんです。先生にもそんな人がいますか?」と聞かれると、ソンファは誰かが思い浮かんだように横を向きます。
そしてソンファが顔を向けた先には、コーヒーを買いに来たイクジュンが…。
この描写から、ソンファが思い浮かべたのは99.9%イクジュンと解釈できますね!
今後、ソンファはイクジュンをどう捉えていくのか?
目が離せないということで、注目のキャストはチェ・ソンファです。
まとめ
3話はハッピーな展開もあれば苦しい展開もありました。
特に、ジュンワンの周りには波乱の予感があり、小児患者ウンジの動向と、恋人イクスンとの恋模様からは目が離せませんね。
また、3話を終え定番となりつつある、ジュンワンと実習生チャン・ホンドの問答も、再び見れると嬉しいですね!