ベイカー茉秋選手が、近年柔道の世界大会で活躍しています。
読み方は『ベイカーましゅう』選手です。
まずはベイカー茉秋選手の国際大会における実績をご紹介いたします。
国際大会デビューとなる『グランドスラム2013東京』で獲得した金メダルを皮切りに、2014年には『グランドスラム2014パリ』と『グランドスラム2014東京』では銅メダル、さらに『世界団体2014チェリャビンスク』で金メダルを獲得しています。
つづく2015年には『グランドスラム2015バクー』・『グランドスラム2015チュメニ』の2大会において金メダルを獲得しています。
現在20歳の大学生で、階級は90kg級になります。リオ五輪候補にも上げられているベイカー茉秋選手ですが、ご覧の通りイケメンハーフのような顔立ちでも以前から話題になっていました。
ベイカー茉秋選手について詳しく知りたくなりましたので、ベイカー茉秋選手はハーフなのか、その本名と国籍、出身中学や高校はどこなのか、またその頃のエピソードなどを調べてみました。
2016.8.11 リオオリンピック 柔道 結果速報 追記
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ベイカー茉秋はハーフなの?
ベイカー茉秋選手は1994年9月25日生まれの父親がアメリカ人、母親が日本人のハーフです。東京都千代田区のご出身です。
芸能界ではハーフの方がかなり活躍していますが、その流れはアスリート界にもきています。
サッカーや陸上には日本代表クラスがいますが、柔道界も負けていません。
女子はヌンイラ華蓮選手、男子や七戸龍選手とベイカー茉秋選手が注目されています。
もちろん実力はさることながら、イケメンぶりが女性にも大人気でテレビ出演すると録画するほど魅入られている女子がたくさんいます。
俳優の市川隼人さんに似ているなんて声もあがっているほどです。
たしかに少し似ているように見えます。
『○○女子』なる言葉が流行っていますが、おそらくベイカー茉秋選手をきっかけに『柔女子』が増えるかもしれませんよ。
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ベイカー茉秋の本名や国籍はどこ?
ベイカー茉秋選手はその名前が「リングネームみたいで格好いい、強そう」などと言われていますが、本名のようです。もしかするとミドルネームがあるかもしれませんが、その情報は見当たりませんでした。
父親がアメリカ人なので国籍はどこになるかも気になりますが、現在20歳のベイカー茉秋選手は国籍選択年齢に達しないのですが、22歳までに国籍を選択しなくてはなりません。
どちらを選ぶかは本人次第ですが、日本で生まれ育っていることですし、日本人として国際大会に出場していますから、日本国籍を選んでほしいと思ってしまいます。
ベイカー茉秋の出身中学や高校はどこ?
ここで少し今までのベイカー茉秋選手についてお話したいと思います。
ベイカー茉秋選手は6歳から柔道を始めたのですが、そのきっかけは当時習っていたピアノの先生に姿勢が良くないので姿勢矯正のために正座をする柔道を勧められたそうです。
まさかピアノの先生の勧めだったとは驚きです。
正座するものって他にもあるのに、どうして柔道だったのでしょうね。
こういうことがいわゆる『神様のお導き』なのかもしれません。これがなかったら今のベイカー茉秋選手はいなかったわけですからね。
それから講道館にある『春日柔道クラブ』で柔道を始めることになりました。
出身中学は文京区立第一中学校で、当時は軽量級で全国大会出場経験はなく、都大会での準優勝が最高成績でした。
そんなベイカー茉秋選手が進学先に選んだ高校はどこかというと、柔道の強豪校・東海大浦安高校でした。東海大浦安の柔道部と言えば全国大会レベルの選手集まりですから、ベイカー茉秋選手は注目度が低くても実力は買われていたのでしょうね。
入学当時は体重が60kgしかなく、団体戦で戦うために1日7食の食事とウエイトトレーニングで81kg級の体格を作りました。もともとは痩せ型タイプで筋力つけるだけでなく厳しい稽古もありますので、泣きながらでも7食食べなくてはならなかったそうです。
たしかに今は筋肉モリモリの体格ですが、脂肪らしきものは見当たらない引き締まった体格ですので、試合前の減量などは必要なく、逆に減らないように現在の90kg級を維持しなければならないようです。
その結果、高校2年生のときに81kg級でインターハイ個人戦3位となります。そして更に90kg級に階級を上げると高校選手権の個人選でオール一本勝ちします。
まさに才能は爆発した瞬間です。
高校時代は『全国高校選手権』『金鷲旗』『インタイーハイ』の3冠を達成し、ベイカー茉秋選手の技は『超高校級』と言われていました。
そして今は東海大学に在籍しています。それからの国際大会での活躍は前述の通りです。2015年7月の時点でIJF世界ランキング9位の選手に成長しました。
2016リオオリンピック男子90キロ級 ベイカー茉秋選手の結果速報
ベイカー茉秋選手が遂にやりました!
リオデジャネイロオリンピック男子90キロ級で金メダルを獲得です!
柔道王国の日本が金メダルを取れなかった90キロ級で、遂に日本初の金メダルをベイカー茉秋選手が獲得してくれました。
初戦から順に解説していきます。
【2回戦(初戦)】
対 マルク・オーデンタール(ドイツ)25歳
大内刈りからの背負い落としで鮮やかな一本勝ち!
【3回戦】
対 アレクサンダル・クコリ(セルビア)24歳
谷落としからの横四方固めで抑え込み、合わせ技一本で勝利!
【準々決勝】
対 アレクサンドル・イディア(フランス)25歳
小外刈りからの横四方固めで抑え込み、合わせ技一本で勝利!
【準決勝】
対 程訓ショウ(中国)25歳
残り49秒でベイカー茉秋選手に指導が入り、ポイントで先制を許す大ピンチ!
しかし、その直後に大内刈りからのけさ固めで抑え込み、合わせ技一本で逆転勝利!
【決勝】
対 バルラム・リパルテリアニ(ジョージア)27歳
指導を2回受けるも、大内刈りで有効を奪い、このポイントを守り切り、優勢勝ち!
日本柔道史上初の90キロ級金メダルを獲得!
今年21歳になるベイカー茉秋選手は、再来年のリオオリンピック候補と言って間違いないですし、本人も今はそこを目標に日々励んでいることでしょう。
女性はそのイケメンぶりについつい眼がいってしまうところですが、柔道選手としてのベイカー茉秋選手で今後の活躍を期待して見守っていきたいと思います。
※追記
この記事を書いた時にはまだオリンピック候補の一人だったベイカー茉秋選手でしたが、2016年8月10日、見事オリンピックチャンピオンになりました。
ベイカー茉秋選手はまだ21歳ですから、次の2020年東京オリンピックにはさらに強くなったベイカー茉秋選手の雄姿を見る事ができると思います。
非常に楽しみな選手が出てきましたね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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