海よりもまだ深く(映画)に阿部寛さんが出演します！

ドラマ『下町ロケット』で不屈の精神を持ち続ける社長に扮し、日本中から喝采を浴びたイメー阿部寛さんが映画『海よりもまだ深く』では風采の上がらないダメ男を演じます。

『いつまでも夢を捨て切れない中年男』という立ち位置は同じなのに、完全に逆の方向に向かう阿部寛さんの演技力に期待が高まります。その他のキャストや映画のあらすじなど、ネタバレも含めてご紹介しますね。

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海よりもまだ深く（映画）基本情報

常に家族のあり方を世に問い、話題を呼んできた是枝裕和監督が企画・原作・脚本を手掛けた新作です。一番小さい社会をなしている『家庭』を今度はどんな形で見せてくれるのか期待が高まりますね。

海よりもまだ深く（映画）のキャスト・登場人物

映画『海よりもまだ深く』のキャスト・登場人物をご案内します。

良多役：阿部寛

売れない作家。15年前に一度文学賞を取ったことがあるがそれ以降は鳴かず飛ばず。

作家としてブレイクする夢を捨て切れないまま現在は探偵事務所に勤め、離婚した元妻に未練タラタラで、職権を乱用して元妻の身辺をあれこれ探っている。キャンブル好きでちゃらんぽらんなダメ男。

響子役：真木よう子

良多の元妻。言い訳ばかりの人生を送る良多に愛想を尽かして離婚した。11歳の息子を育てている。

常に将来を見据えるしっかり者だが、なぜかダメな男ばかりが寄ってくる。

淑子役：樹木希林

良多の母親。突然の病で夫を亡くし、今は団地で気ままに一人暮らしをしている。ダメな息子を叱咤しながらも暖かい目で見つめている。

真吾役：吉澤太陽

良多と響子の息子。響子と暮らしている。

探偵事務所所長役：リリー・フランキー

良多が務める探偵事務所の所長。

探偵事務所職員役：池松壮亮

探偵事務所での良多の相棒。

上記の方々の他に良多の姉役で小林聡美さん

良多の母、淑子が憧れる音楽教師役に橋爪功さんが予定されています。

芸達者な役者さんが揃いましたね。物語の展開がますます楽しみです。

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海よりもまだ深く（映画）相関図

映画『海よりもまだ深く』の相関図は公開されましたら、記載いたします。

海よりもまだ深く（映画）あらすじとネタバレ

映画『海よりもまだ深く』のあらすじをざっとご紹介します。ネタバレもありますからご注意ください。

主人公の良多は売れない作家で、15年前に新人賞を一度取ったきりその後は全く注目を浴びていない。生活の糧を得るために探偵事務所に勤めているが、作家として活躍する夢を捨てられないままギャンブルにうつつを抜かしたりして真面目に仕事をしない。

探偵所勤務も自堕落な生活も「小説の取材のため」と言い訳して自分をごまかす日々を送っている良多。

そんな良多に妻の響子は愛想を尽かして離婚、一人息子と共に出て行ってしまうが、カツカツの生活を送る良多は息子の養育費も満足に払えないという情けなさであった。

それでも響子に未練がある良多は探偵業務にかこつけて響子の動向を探り続け、響子に新しい恋人ができたと知って、心が落ち着かない。

団地で一人暮らす良多の母、淑子はダメな息子に小言を言いながらも暖かく見守っていた。

ある日、淑子の元に良多と響子、二人の息子の真吾が訪ねてきたが、台風が来て全員帰れなくなった。離れていた元家族が一晩を共に過ごさねばならなくなり･･･

会話を避けていた元家族が、同じ場所で同じ時間を過ごすことによって何かが変わっていく予感がありますね。

海よりもまだ深く（映画）みんなの感想

ツイッターなどネットや掲示板から、映画『海よりもまだ深く』に対する期待の声を拾ってみました。ごらん下さい。

いろんな角度から映画『海よりもまだ深く』への関心が高まっていますね。阿部寛さんの役者魂にも期待したいところです。

海よりもまだ深く（映画）出演キャストのコメント

映画『海よりもまだ深く』に出演されるキャストの方々からコメントが出ています。

阿部寛さん（良多役）のコメント

今回やらせていただく良多は、作家として成功する夢を追い続けているのになかなか芽が出ないまま家族に捨てられてしまうダメ男です。

こういう役柄は初めてですので、緊張します。夢や希望って人間の原動力になりますけど、逆に甘えになって、人を縛ってしまうものにもなるものなんですよね。

ドラマでは成功例を演じましたが、今度は言ってみれば失敗例です。僕をよくわかっていてくださる是枝監督を信頼し、精いっぱいやらせていただきます。ご期待ください。

真木よう子さん（響子役）のコメント

阿部さんとは過去にも何度かご一緒させていただいていますが、ここまでダメ男の役は初めてではないでしょうか。でも、すごくハマってますけど（笑）。

安心感や居心地の良さに包まれて、自然体で演技ができました。すごく楽しかったですね。

樹木希林さんと共演できたのはすごく貴重でした。樹木さん独特の空気感がとても印象的で、女優として尊敬できる方だなあ、と改めて感じました。

現実志向で前向きな響子が、なぜかふわふわした男性とくっついてしまう人生の妙をどうぞお楽しみください。

是枝裕和監督のコメント

この作品の最初の1ページに「みんながなりたかった大人になれるわけじゃない」と書いた時に、何となく映画の全体像が見えた気がしたんです。

作品に出てくる人物がみんなそう思って生きているんですよね。

主な舞台になっている公団住宅も、かつては沢山の家庭を育んでいたのに今は老人世帯がほとんどになってしまっています。僕自身、公団住宅で育った人間ですから余計に切なく感じてしまうんですよ。

夢をあきらめられないからこそ現実の幸せに目を向けられないどうしようもなさを表現したいと思っています。この作品は、僕自身が今までやってきたことのひとつの答えになった気がしているんです。

誰にでも思い当たる、ささやかだけど大切なこと、大きな事件は起こらないけれどなんとなくうまくいかない、そんな思いを込めたつもりです。ぜひ、多くの方に観ていただきたいですね。

出演する役者さんの顔ぶれも勿論ですが、是枝監督の持論にじんときてしまいます。あり得ない事件ではなく、ありふれた人の生活やそれぞれの思惑が積み重なって、人生が成り立って行くんですよね。

人の幸せとは何か、そんなことを考えながら観たい映画です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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