大規模地震に遭遇した際に起こしやすい症状の一つに「地震酔い(後揺れ症候群)」があります。
まわりは騒いでいないのに自分だけ揺れているような感覚はありませんか?
地震酔いは放っておくと慢性化したり、精神的なダメージを受ける可能性もあります。
それでは、地震酔いになってしまった場合の対処法をお伝えしていきます。
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地震酔いの症状
地震酔いの主な症状です。
●頭がふらふらする
●気持ちが悪く、吐き気がする
●頭痛がする
●呼吸が苦しくなる
地震酔いと乗り物酔いは基本的には同じですが、地震の恐怖からくる極度の緊張やストレスにより、呼吸困難など乗り物酔いには見られない症状がでる場合もあります。
地震酔いの治し方
①目をつぶり、ゆっくりと深呼吸する
よろけると危険なので、座った状態で鼻で吸って口から出すようにします。
地震による恐怖やストレスが地震酔いの原因とも考えられているため、深呼吸して落ち着きを取り戻すことが大事です。
②揺れやすい物を吊るし、目で揺れを確認する
風程度では揺れないものを吊るしておき、それが揺れていれば「地震酔い」ではなく、本当の地震だということを認識する。
原因を明確にして、不必要に精神の不安を掻き立てない。
③友人や家族など信頼できる人と「地震が怖かった」ということを話す
大規模地震や地震酔いを経験した遠方に住む友人や家族と話しをすることで、励ましてもらえたり、あなたの気持ちに共感してくれたりしますので、元気づけられます。
そういった方がいない場合でも、遠方に住む知人と話すことで、ストレス発散にもなり、気持ちが落ち着きます。
④ツボを押す
●酔い止めに効く「合谷(ごうこく)」というツボを人差し指と親指でやや強めに押す。
●酔い止めに効く「内関(ないかん)」というツボを親指で揉む。
⑤酔い止め薬を飲む
地震酔いは乗り物酔いと同じですので、市販の酔い止め薬も効果が見込めます。
地震酔いは乗り物酔いと同じで、長時間揺れを感じることによって、平衡器官がバランスを失い、脳内が混乱することで起こるとされています。
まずは体や気持ちを落ち着かせて、ツボや薬で対処しましょう。
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まとめ 地震酔いの治し方 5つの対処法
いかがでしたでしょうか。
「地震酔いの治し方」について5つの対処方法を紹介させていただきました。
●目をつぶり、深呼吸する
●揺れやすい物で地震と「地震酔い」を区別する
●友人や家族と話し、恐怖やストレスを共有する
●ツボ(合谷・内関)を押す
●酔い止め薬を飲む
地震酔いは、乗り物酔いとメカニズムは同じであり、特別に怖い病気ではありません。
まずは精神面を安定させることを考え、落ち着いて深呼吸をしたり、水を飲んだりして気持ちを落ち着かせましょう。
また、症状がひどい場合や、長期間続く場合は、病院を受診することをおすすめします。
地震酔いの場合、基本的には耳鼻科になりますが、精神的ストレスが大きい場合は心療内科を受診することも考えてみましょう。
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