いだてん(大河ドラマ)は2019年1月から放送される事が決まった、1964年の東京オリンピック開催までの様子を描く注目の大河ドラマ!
脚本を『あまちゃん』や『ゆとりですがなにか』でおなじみの宮藤官九郎さんが担当し、中村勘九郎さんと阿部サダヲさんがダブル主演となり、リレー形式で主人公が交代する、という珍しい形でストーリーが進んでいきます。
ここでは、大河ドラマ『いだてん』の原作あらすじやネタバレ感想、見どころ、視聴率予想、再放送日程など、気になる情報を一気にご紹介します!
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いだてん(大河ドラマ)基本情報
いだてん~東京オリムピック噺~
2019年1月スタート(全50回)
NHK総合 午後8時~午後8時45分
脚本 :宮藤官九郎(朝ドラ『あまちゃん』ドラマ『ゆとりですがなにか』)
制作統括:訓覇圭(朝ドラ『あまちゃん』大河ドラマ『徳川慶喜』『功名が辻』)
屋敷陽太郎(大河ドラマ『真田丸』『江~姫たちの戦国』)
演出 :井上剛(朝ドラ『あまちゃん』大河ドラマ『利家とまつ』)
一木正恵(大河ドラマ『八重の桜』『天地人』)
音楽:大友良英(朝ドラ『あまちゃん』ドラマ『64』)
主題歌:未定
初めて大河ドラマの脚本を担当する宮藤官九郎さんをはじめ、スタッフ陣には過去のNHKの人気ドラマを手掛けた実力者が勢ぞろい!
演出を担当する井上剛さんは『あまちゃん』のチーフ演出を務め、『あまちゃん』大ヒットの立役者となっているほか、『トットてれび』では芸術選奨・文部科学大臣新人賞を獲得しています。
脚本家・宮藤官九郎の作品まとめ
大河ドラマ『いだてん』を手掛ける事になった脚本家・宮藤官九郎さん。
最近は毎週ゾクゾクさせられる展開が話題を呼んだドラマ『カルテット』に俳優として出演しましたよね。
宮藤官九郎さんは松たか子さん演じる巻真紀の夫・巻幹生役で出演。
気持ちにズレが生じている夫婦の関係を絶妙に演じ切り、宮藤官九郎さんの才能の豊かさを改めて感じた、という方も多かったと思います。
ここでは、俳優としての評価も急上昇させている宮藤官九郎さんが脚本家としてどんな作品を作り上げてきたのか、というところにスポットライトをあてて、過去作品のまとめと振り返りをしていきたいと思います。
■あまちゃん(2013年)
主な出演者:のん、小泉今日子、有村架純、宮本信子
宮藤官九郎さんが初めてNHKドラマの脚本を担当した作品です。
岩手県が舞台で、ヒロインの天野アキが海女の仕事や周囲の人々との触れ合いを通じて、自分らしさを回復していく、というストーリーでした。
「じぇじぇじぇ」という東北地方特有の方言も大きな話題になりましたよね。
■池袋ウエストゲートパーク(2000年)
主な出演者:長瀬智也、加藤あい、窪塚洋介、渡辺謙
直木賞作家・石田衣良さんの人気小説を実写ドラマ化した作品です。
原作とは違うキャラ設定になっていましたけど、違和感はなかったですし、宮藤官九郎さんが散りばめたアレンジネタが強く印象に残っています。
■木更津キャッツアイ(2002年)
主な出演者:岡田准一、櫻井翔、岡田義徳、佐藤隆太
『木更津キャッツアイ』の大ヒットで木更津市という地域がある事を知った、という方も多いのではないでしょうか。
余命わずかの主人公・ぶっさんが高校時代の友達と一緒に木更津キャッツアイの中心メンバーとして活躍していくストーリーで、ぶっさん役・岡田准一さんの人気を確実なものにした作品としても知られていますよね。
■ピンポン(2002年)
主な出演者:窪塚洋介、ARATA、中村獅童、竹中直人
神奈川県の藤沢市が舞台となった漫画『ピンポン』の実写映画化作品。
高校の卓球部に所属している性格が真逆なペコとスマイルを中心にした友情ストーリーです。
おかっぱ頭の主人公・ペコをはじめ、強烈な個性を放つキャラばかりが登場した作品だったのですが、原作よりも更に魅力的なキャラに仕上げていましたし、キャスティングも見事な作品だったと思います。
■ゆとりですがなにか(2016年)
主な出演者:岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥、吉岡里帆
ゆとり世代真っ只中の若い男性3人が世間の厳しさと向き合っていく、というゆとり世代の今を描いたストーリーです。
シリアスな展開だけだと作品自体が重い雰囲気になってしまいますけど、ギャグシーンを絶妙なタイミングで組み込む事で様々な年齢層の方でも見やすい作品に仕上がっていました。
2017年夏にはスペシャルドラマ『ゆとりですがなにか純米吟醸純情編』の放送が決まっています。
『いだてん』を見る前に『ゆとりですがなにか』のスペシャルドラマでクドカンワールドを思いっ切り体感してみてくださいね。
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いだてん(大河ドラマ)原作あらすじとネタバレ感想
大河ドラマ『いだてん』の原作あらすじをご紹介します。
文中には作品のネタバレが含まれていますので、気になる方はご注意ください。
■“スポーツ維新”ストックホルム大会篇あらすじ
大相撲を開催するための施設・両国国技館が開館した1909年。
東京高等師範学校の校長を務める嘉納治五郎に「オリンピック」という世界的なスポーツイベントに日本代表選手を招待する旨の知らせが届きます。
嘉納治五郎は陸上の短距離走とマラソンに日本代表選手を派遣する事を決定し、選考会の結果を踏まえ、マラソン代表に金栗四三(中村勘九郎)、短距離走代表に三島弥彦を選出します。
熊本の田舎育ちだった金栗四三と名家出身のサラブレッド・三島弥彦、という生まれも育ちも全く違う2人が日本代表として初めてオリンピックに参加する事になりました。
しかし、金栗四三は日射病で競技途中に失神してしまい、三島弥彦は外国人に大きなトラウマを抱えてしまうほどのボロ負けを喫してしまったのです。
日本代表初参加となった1912年・ストックホルム大会は外国勢との圧倒的な力差を痛感させられる結果になり、三島弥彦は競技人生に区切りをつけ、銀行マンに転身します。
一方、金栗四三はユーモアたっぷりな女性・春野スヤと結婚したものの、競技に対する未練を捨て切れず、ストックホルム大会での失敗の要因を必死に探りながら、厳しい練習をこなしていきます。
ストックホルム大会のリベンジを果たすため、1916年に開催予定のベルリン大会への出場を目指す金栗四三でしたが、第一次世界大戦の影響でベルリン大会が中止に追い込まれています。
世界情勢に振り回される形でベルリン大会出場の夢が叶わなくなってしまい、気落ちする金栗四三に嘉納治五郎が励ましの言葉をかけます。
「君の夢は後輩に任せればいいじゃないか」
嘉納治五郎の言葉を胸に、金栗四三は学校教師に転身し、世界に通用するマラソンランナーを作る事を目的とした箱根駅伝を誕生させるなど、日本全体にスポーツ文化を根付かせていくのです。
■“オリンピックの光と影”ベルリン大会篇あらすじ
ストックホルム大会で初めて日本代表選手をオリンピックへと送り込んだ嘉納治五郎は日本が世界に誇るスポーツ大国に成長した事を実感し、1930年から東京大会を実現させるための運動をスタートさせます。
そんな嘉納治五郎と共に、東京大会の実現に尽力した田畑政治(阿部サダヲ)がベルリン大会篇の主人公。
水泳のコーチをしながら政治記者としても活躍していた田畑政治はIOC(国際オリンピック委員会)の会長や、東京と開催地の座を争っていたイタリア・ムッソリーニ首相などの大物と接触する事に成功します。
IOC会長を日本に招いた時に2・26事件が発生するなど、強い逆風が吹いたのですが、1936年・ベルリン大会の開会式前に開かれたIOC総会で東京大会の開催が決定!ベルリン大会の選手団長を務めた田畑政治は嬉しさのあまり涙を流します。
ベルリン大会は女子200m平泳ぎで前畑秀子選手が金メダルを獲得する時に「前畑ガンバレ!」の名実況が飛び出すなど、日本中を歓喜の渦に巻き込みました。
しかし、ベルリン大会直後から日本の軍国主義が世界中の脅威となった事で風向きが一変。東京大会へのクレームが世界各国から飛び出してしまいます。
カイロでのIOC総会で嘉納治五郎がアジア諸国の平和実現に日本が貢献する事を力強く宣言したものの、カイロから日本へ帰る時に嘉納治五郎が死亡し、ついに東京大会開催が白紙にされてしまうのです。
■“復興、平和への願い”東京大会篇あらすじ
第二次世界大戦終結から15年経過した1959年。
嘉納治五郎の遺志を受け継いだ田畑政治は悲願だった東京でのオリンピック開催を実現させます。
オリンピックの組織委員会事務総長を務める事になった田畑政治でしたが、競技場・選手村の用地確保や深刻な水不足、渋滞問題など、解決すべき課題が山積している事に頭を悩ませます。
田畑政治は様々な問題をスムーズに解決して、無事に1964年の東京オリンピックを開催させる事ができるのでしょうか…。
■感想
『いだてん』は昭和期を代表する落語家・古今亭志ん生が「オリムピック噺」という落語をかけている形でストーリーが進行していきます。
オリンピックの歴史を落語で表現するのは容易な事ではないと思いますが、どのような形式になるのでしょうか。
また、戦国時代や江戸時代のストーリーではありませんから、大河ドラマ定番のアクションシーンが見られないのは残念…と思われている方も多いかもしれません。
でも、東京オリンピックを実現させるまでの国を越えた攻防はアクションシーン以上にハードなものになると思いますので、どうぞご期待ください。
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いだてん(大河ドラマ)の見どころ
大河ドラマ『いだてん』の見どころをチェックしていきましょう。
1964年に1度目の東京オリンピックが開催された事はご存知かと思いますが、あらすじのコーナーでご紹介したように、1930年から東京オリンピックを実現させようとしている人がいる事を知らなかった、という方も多いのではないでしょうか。
東京オリンピック開催までの過程にどんな人たちがどんな苦労をしてきたのか、というところを知る貴重なチャンスですから、当時の雰囲気をしっかりと把握して、現代との違いを感じ取っていきましょう。
また、『いだてん』は1912年から1964年までの様子を描く作品ですので、日本の首都・東京が発展していく様をその都度チェックしていく事をおすすめします。
今から100年以上前の東京がどんな街並みだったのかはもちろん、第二次世界大戦を経てどのように復興していったのか、というところは必ず確認してくださいね。
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いだてん(大河ドラマ)の視聴率予想
大河ドラマ『いだてん』の視聴率予想をしていきます。
はじめに、視聴率予想の参考資料として近10年の大河ドラマの視聴率を振り返っていきましょう。
- 篤姫(24.5%)
- 天地人(21.2%)
- 龍馬伝(18.7%)
- 江~姫たちの戦国(17.7%)
- 平清盛(12.0%)
- 八重の桜(14.6%)
- 軍師官兵衛(15.8%)
- 花燃ゆ(12.0%)
- 真田丸(16.6%)
- おんな城主 直虎(12.8%)
- 西郷どん(12.7%)
2009年に放送された『天地人』以降、大台の20%に届いていません。
裏番組の日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』に視聴率を吸収されている、という状況が続いていますね。
それでは、『いだてん』の視聴率を予想していきましょう。
ズバリ、15.5%と予想します。
主人公のリレー形式や1964年の東京オリンピックが題材になっていますので、世間からの注目度は高いと思います。
でも、NHKの看板番組である大河ドラマであっても視聴率20%の大台に到達するのは難しい時代になっていますので、15%前後の視聴率になるのでは?と予想しました。
いだてん(大河ドラマ)実際の視聴率
第1話視聴率:15.5%(2019年1月6日放送)
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いだてん(大河ドラマ)再放送の日程は?
最後に、大河ドラマ『いだてん』の再放送の日程をおさらいしていきます。
総合テレビ:毎週土曜日午後1時05分~午後1時50分
NHKワールドプレミアム:毎週土曜日午後1時05分~午後1時50分
毎週月曜日午前5時~午前5時45分
NHKワールドプレミアムは海外に在住の方や国外に旅行されている方向けの衛星放送になります。
また、BSプレミアムでは毎週日曜日午後6時~午後6時45分にかけて先行放送がされていますので、総合テレビのリアルタイム時間帯に視聴できない、という方はお好みの時間帯で『いだてん』をお楽しみください。
大河ドラマ『いだてん』の原作あらすじやネタバレ感想、見どころ、視聴率予想、再放送日程、など作品にまつわる情報をご紹介しました。
旬の歌舞伎役者・中村勘九郎さんと日本を代表する個性派俳優・阿部サダヲさんがダブル主演を務めるというだけでワクワクが止まりませんよね。
戦乱の世ではなく、近代がテーマとなる大河ドラマは三田佳子さんが主演した『いのち(1986年)』以来、33年ぶりになります。
どうぞお楽しみに!
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