多田修平選手は2020年の東京オリンピック男子陸上100mの日本代表候補に急浮上したヤングアスリート!
陸上100mといえば、リオオリンピックの男子陸上400mリレーで銀メダルを獲得したケンブリッジ飛鳥選手や桐生祥秀選手が第一線で活躍していますけど、オリンピックのメダリストを超える逸材と言われているのが多田修平選手なのです。
2017年6月10日に開催された日本学生陸上選手権の男子陸上100m準決勝で、追い風参考ながら9.94秒というとんでもない記録をマークし、一気に注目度を上げている多田修平選手について詳しくみていきます。
ここでは、男子陸上100mのホープ・多田修平選手の出身中学や高校などのプロフィールはもちろん、多田修平選手の武器であるスタートの秘密はあの大物アスリートが関連している事についても細かくご紹介します!
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多田修平(陸上100m)のWIKI風プロフィール
男子陸上100m・多田修平選手のプロフィールをWIKI風にご紹介しましょう。
名前:多田修平(ただ しゅうへい)
生年月日:1996年6月24日
出身地:大阪府東大阪市
身長:176cm
体重:66kg
6月24日の誕生日を迎えると21歳になる多田修平選手。
身長は176cm。
日本人の20代前半男性の平均身長が171cmですので、そこまで高い身長というわけではありません。
ここで、男子陸上100mの主な国内外の選手の身長を見ていきましょう。
桐生祥秀:175cm
山縣亮太:177cm
ケンブリッジ飛鳥:180cm
ヨハン・ブレーク(ジャマイカ):180cm
タイソン・ゲイ(米国):184cm
ジャスティン・ガトリン(米国):185cm
サニブラウン・アブデル・ハキーム:188cm
ウサイン・ボルト(ジャマイカ):196cm
世界最強スプリンターの名をほしいままにしているウサイン・ボルト選手の身長がズバ抜けていますけど、多田修平選手の身長は桐生祥秀選手や山縣亮太選手とほぼ同じですので、体格で大きな不利を被っている、という事は無いようですね。
家族に関する情報はほとんど出回っていないのですが、両親と弟が1人いる事が判明しました。
多田修平(陸上100m)の出身中学・高校・大学はどこ?
男子陸上100m・多田修平選手の学歴についてみていきましょう。
出身中学は東大阪市立石切中学校、出身高校は大阪桐蔭高校です。
大阪桐蔭高校といえば、2017年の選抜高校野球を優勝したほか、中田翔選手や藤浪晋太郎投手などを鍛え上げた野球の超名門校として知られていますけど、多田修平選手は大阪桐蔭高校の陸上部の主力メンバーとして活躍していました。
高校3年の時に出場した全国高等学校総合体育大会陸上競技大会では、決勝まで勝ち進み、6位(10.78秒)という成績を残しています。
大阪桐蔭高校を卒業した後、関西学院大学・法学部へと進学し、現在は大学3年生になっています。
同じ関西地区出身の桐生祥秀選手が関東の東洋大学に進学しているように、陸上で全国トップクラスの結果を残したアスリートは関東にある強豪大学へ進学する事が一般的になっていますよね。
全国高等学校総合体育大会陸上競技大会で6位、という優秀な成績を残した多田修平選手ですから、関西地区の大学ではなく、関東の大学に進学する事も可能だったと思います。
でも、多田修平選手は「関西の大学から世界に通用する選手になる!」という強い思いを抱いている事もあって、あえて関東の大学に進学しませんでした。
関西の大学からでも世界の強豪相手でも勝負になる、という事を自らの手で実現し、陸上の関東一極集中状態を解消しようとしている多田修平選手の男気にもどうぞご注目ください。
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多田修平(陸上100m)のスタートの秘密はあの大物アスリート?
男子陸上100m・多田修平選手の最大の武器といわれているのが抜群のスタート。
誰よりも速くスタートを切る事で100mの記録をどんどん伸ばしている多田修平選手ですが、多田修平選手が抜群のスタートを切る事ができる秘密に関して、気になる情報が飛び込んできました。
多田修平選手は大阪陸上競技協会が開催した「OSAKA夢プログラム」というプロジェクトに参加し、2017年2月から3月にかけて、陸上の本場・アメリカへと武者修行に行きました。
アメリカへ渡った多田修平選手の事を徹底的に指導したのが世界的に有名な大物アスリートだった事が判明し、ネット上でも大きな話題になっています。
その大物アスリートの名はジャマイカのアサファ・パウエル選手。
アサファ・パウエル選手はかつての男子陸上100mの世界記録保持者で、2016年のリオオリンピックでも400mリレーで金メダルを獲得するなど、長年に渡り活躍しているレジェンド級のアスリートなのです。
そんなアサファ・パウエル選手からスタートの技術を教え込まれた多田修平選手。
今では、リオオリンピック男子陸上100m銀メダリストのジャスティン・ガトリン選手からもスタートの良さを絶賛されるまでに成長しています。
陸上100mはフライングをしてしまうと一発アウト、という厳しい競技ですけど多田修平選手のスタートはとにかく凄いですから、今後も多田修平選手のスタートは要チェックです。
多田修平選手の100mのベストタイムと全成績
多田修平選手の陸上100mのベストタイムは10.08秒です。
9.94秒というタイム(追い風参考)を叩き出した2017年日本学生陸上選手権の男子陸上100m準決勝の直後に出場した決勝でベストタイムをマークしています。
これまでのベストタイムは10.22秒でしたから、0.14秒もベストタイムを短縮した事になりますね。
陸上の短距離はベストタイムを0.01秒短縮する事だけでも難しい世界ですけど、今が充実期の多田修平選手は一気にベストタイムを短縮してみせました。
また、多田修平選手のベストタイムである10.08秒は男子陸上100mの公認日本記録歴代7位に入る好タイム!
2017年日本学生陸上選手権で見せた快走は日本の陸上短距離界の歴史を塗り替える大偉業だったのです。
続いては、2017年に入ってから多田修平選手が出場した主要大会の全成績をご覧いただきましょう。
2017年5月 関西学生対校 10.22秒(1位)
2017年5月 セイコーゴールデングランプリ川崎 10.35秒(3位)
2017年6月 日本学生陸上選手権 10.08秒(1位)
セイコーゴールデングランプリ川崎の決勝には、米国のジャスティン・ガトリン選手をはじめ、ケンブリッジ飛鳥選手やサニブラウン・アブデル・ハキーム選手がエントリー。
戦前までは格下だった多田修平選手でしたが、優勝したジャスティン・ガトリン選手、2位・ケンブリッジ飛鳥選手には敗れたものの、サニブラウン・アブデル・ハキーム選手を抑える3位、という素晴らしい成績を残しました。
公式記録&追い風参考記録
男子陸上100mには公式記録と追い風参考記録、という2種類の記録が存在していますよね。
公式記録と追い風参考記録とはどういったものなのでしょう?
分かりやすく解説していきます。
100mのほか、200m、110mハードル、100ハードル、走り幅跳び、三段跳び、という陸上種目に公式記録と追い風参考記録というルールが存在しています。
公式記録は風による影響をあまり受けていない状況で出された記録の事を指していて、追い風が毎秒2m以下でないと公式記録として扱われる事はありません。
多田修平選手が9.94秒という凄い記録を叩き出した時は追い風が毎秒4.5mでしたので、公式記録ではなく、追い風参考記録として扱われました。
また、追い風の有無に関係なく、国際陸上競技連盟の競技規則を採用している競技会でないと、公式記録扱いにはなりません。
よって、公式記録とは、追い風が毎秒2m以下で国際陸上競技連盟の競技規則を採用している競技会で出た記録、という事になります。
陸上男子100m 公式記録(日本歴代)
1位 10秒00 伊東浩司
2位 10秒01 桐生祥秀
3位 10秒02 朝原宣治
4位 10秒03 末續慎吾
4位 10秒03 山縣亮太
6位 10秒07 江里口匡史
7位 10秒08 飯塚翔太
7位 10秒08 多田修平
9位 10秒09 塚原直貴
9位 10秒09 高瀬慧
陸上男子100m 追い風参考記録(日本歴代)
1位 9秒87 桐生祥秀
2位 9秒94 多田修平
3位 9秒98 ケンブリッジ飛鳥
4位 10秒03 伊東浩司
5位 10秒04 朝原宣治
5位 10秒04 山縣亮太
7位 10秒09 土江寛裕
7位 10秒09 塚原直貴
7位 10秒09 川上拓也
多田修平は2020年東京オリンピック陸上100mのメンバー候補?
追い風参考ながら9秒台の好タイムをマークした多田修平選手ですが、2020年東京オリンピック男子陸上100mのメンバー候補に入る事ができるのでしょうか。
東京オリンピックを迎えた時の多田修平選手は24歳。
ちょうどアスリートとしてのピークに差し掛かりますので、東京オリンピックに出場する可能性は十分あると思います。
しかし、多田修平選手が東京オリンピックに出場するまでの道のりは簡単なものではありません。
2016年リオオリンピックの男子陸上400mリレーで銀メダルを獲得したケンブリッジ飛鳥選手、桐生祥秀選手、山縣亮太選手は100mを本職としていますので、多田修平選手にとっては強力なライバルとなります。
また、赤丸急上昇中の若手として注目を集めているサニブラウン・アブデル・ハキーム選手も100mを得意としていますから、これから何度も対戦する事になるでしょう。
東京オリンピックの男子陸上100mに出場できるのは最大で3名。
多田修平選手、ケンブリッジ飛鳥選手、桐生祥秀選手、山縣亮太選手、サニブラウン・アブデル・ハキーム選手の中から3名しか出場できない、という状況です。
男子陸上100mの代表争いは史上最高レベルの大混戦となっているのですが、多田修平選手は代表争いを勝ち抜けるだけの実力を既に持っていますので、大きなケガさえしなければ、東京オリンピックの日本代表に選ばれるのでは?と考えています。
多田修平のSNS(Twitter・インスタ・ブログなど)
追い風参考ながら陸上100mで国内初となる9秒台をマークした多田修平選手。
あえて関東の大学に進む事をせず、関西地区から世界へと羽ばたく事を大きな目標に掲げています。
多田修平選手は2017年6月23日から地元大阪で開催される日本選手権への出場を予定。
世界陸上へ派遣される参加標準記録(10.12秒)を既に突破していますから、日本選手権の決勝で3位以内に入る事ができれば世界陸上に出場する可能性が高まりますので、多田修平選手の日本選手権での走りにもぜひご注目ください!
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