パラサイト 半地下の家族(韓国映画)は、第92回アカデミー賞で4冠(作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞)を達成した話題作!
2019年カンヌ国際映画祭で最高賞に該当する“パルムドール”を獲得したあたりから日本でも注目を集め、2020年2月初旬時点で興行収入15億円、観客動員数100万人超という堂々たる数字を残した『パラサイト 半地下の家族』。
NHK朝ドラ『まんぷく』でお馴染みの名優・要潤さんも内容を絶賛している『パラサイト 半地下の家族』とはどんな作品なのでしょう?
ここでは、韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の原作あらすじやネタバレ感想、キャスト相関図、見どころ、結末、主題歌など、気になる情報をご紹介しながら、作品の魅力・面白さにとことん迫っていきますので、どうぞお楽しみに!
スポンサーリンク
[ad#ue-1]
パラサイト 半地下の家族(韓国映画)原作・あらすじ
韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の原作あらすじをご紹介します。
元ハンマー投げの選手で国際大会のメダリストでもある妻キム・チュンスク(チャン・ヘジン)の夫で、“半地下”と呼ばれる劣悪な住環境での生活を強いられているキム・ギテク(ソン・ガンホ)。
大学受験に失敗し続けている浪人生の長男キム・ギウ(チェ・ウシク)と、美大志望でありながら、予備校にすら通えず、苦悩の日々を過ごす長女キム・ギジョン(パク・ソダム)との4人家族で、低い給料の内職で家計をやり繰りしていました。
とある日、長男キム・ギウは、親友のミニョク(パク・ソジュン)の頼みで、裕福な家庭の女子高生パク・ダヘ(チョン・ジソ)の家庭教師のバイトをする事になったものの、浪人中の身分で家庭教師の代打を務めるわけにはいかず…。
パラサイト 半地下の家族(韓国映画)ネタバレ・感想
韓国映画『パラサイト 半地下の家族』のネタバレ感想をご紹介します。
大手IT企業の社長パク・ドンイク(イ・ソンギュン)を父に持つパク・ダヘの家庭教師となり、高額の給料を手に入れるため、妹キム・ギジョンに有名大学の偽装入学証明書を作らせ、家庭教師のバイトを引き受ける事にしたキム・ギウ。
パク・ドンイクの妻パク・ヨンギョ(チョ・ヨジョン)の信頼を勝ち取ったキム・ギウは、無事にパク・ダヘの英語の家庭教師に採用されます。
絵の才能があった妹キム・ギジョンも、名高い芸術療法士という風に身分を偽ってパク家へと入り込み、パク・ダヘの弟パク・ダソン(チョン・ヒョンジュン)の絵の家庭教師として雇われる事に。
その後も、父キム・ギテクがパク家専門の運転手に、母キム・チュンスクも家政婦に抜てきされ、貧しい生活を強いられていたキム一家4人すべてが、豪邸に住むパク家で働き、高額報酬を得る、という“逆転人生”を送ります。
しかし、キム一家の策略で家政婦をクビにされてしまったムングァン(イ・ジョンウン)が、キム一家の悪事を暴くため、様々な手を繰り出していって…。
“パラサイト”というタイトルの通り、貧困に苦しむ一家があらゆる手を駆使して裕福な家庭に“寄生”する、というストーリー。
1997年のアジア通貨危機がきっかけとなり、貧富の差が激しくなってしまった韓国社会の現状をじわじわと浮かび上がらせるところが大きな見せ場となっています。
パラサイト 半地下の家族(韓国映画)見どころ
韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の見どころをチェックしていきましょう。
キム・ギウが大学の入学証明書を偽装したところから、不正に手を染めていくキム一家と、キム一家のせいで苦しい立場に追い込まれたムングァンによる腹の探り合いを事細かに描いていく『パラサイト 半地下の家族』。
ストーリーが進むにつれて、キム一家の不正が暴かれていくのですが、命懸けでムングァンの厳しい追及をかわそうとするキム一家の奮闘っぷりが『パラサイト 半地下の家族』の大きな見どころになっています。
「不正してまで豪邸に入り込まなくても…」と思いたくなってしまいますけど、貧困から脱する事が極めて困難な社会の中で、懸命に生き抜こうとしているキム一家の頑張りに同情したくなるような物語に仕上がっていますので、どうぞご期待ください。
パラサイト 半地下の家族(韓国映画)結末
韓国映画『パラサイト 半地下の家族』はどんな結末が待っているのでしょう。
パク・ダソンの誕生日パーティーを開催しようとしたところ、パク一家への“パラサイト計画”を実行しているキム一家に強い恨みを抱いていたムングァンは、パク一家の地下室に潜んでいた夫グンセ(パク・ミョンフン)と共に復讐を仕掛けます。
激しい競り合いの末、キム・ギジョンとグンセが亡くなり、グンセの匂いが残っていた車のキーを手にした直後、嫌がる素振りを見せたパク・ドンイクもキム・ギテクの手によって命を落とします。
グンセの襲撃に遭ったキム・ギウは、意識不明状態から回復した後、住居侵入および文書偽造の罪に問われ、執行猶予付きの有罪判決を受けます。
妹キム・ギジョンが命を落とすなど、一家の運命が180度変わる舞台となったパク一家の豪邸へと足を踏み入れるキム・ギウ。
パク一家の豪邸の地下室には、行方不明だったはずの父キム・ギテクが潜んでいて、新しい家主に知られないまま、ひっそりと豪邸の地下室で新生活を送る、という“パラサイト計画”を実行していたのでした…。
キム一家が企てたパク一家へのパラサイト計画は悲劇的な形で幕を閉じます。
特に、貧乏人特有の匂いを毛嫌いしたパク・ドンイクをキム・ギテクが襲撃する場面は、格差社会の現状をあらわにするシーンに仕上がっています。
スポンサーリンク
[ad#naka]
パラサイト 半地下の家族(韓国映画)キャスト・出演者
韓国映画『パラサイト 半地下の家族』のキャスト・出演者をご紹介します。
キム・ギテク 役:ソン・ガンホ
【編集部Choice】「#パラサイト半地下の家族」が #アカデミー賞 にて4冠👑最優秀作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞を受賞!
Kstyleでは先日 #ソン・ガンホ に来日インタビュー!改めてチェック▼https://t.co/0GP4nq65As
フォトも▼https://t.co/CXw4Qu5DYc #Oscars pic.twitter.com/MBv0eOZW3D
— Kstyle (@Kstyle_news) February 10, 2020
満足に日を浴びる事ができない半地下に住む男性。
低い給料の内職をしながら家計をやり繰りしているものの、楽観的な性格を全面に出して、貧しい生活を過ごしている。
映画を中心に活躍している韓国演劇界のレジェンドで、『グエムル-漢江の怪物-』以来、13年ぶりにポン・ジュノ監督と本格タッグを組んだ『パラサイト 半地下の家族』で大きな勲章を得たソン・ガンホさんがキム・ギテク役を演じています。
キム・ギウ 役:チェ・ウシク
キム一家の長男。
何度も大学受験に失敗していた最中、親友のミニョクから高額の家庭教師のバイトを依頼され、大学の入学証明書を偽装した後、バイト先のパク一家に入り込む。
観客動員数1,000万人超えの大ヒットを記録した映画『新感染』など、話題性の高い作品に数多く出演しているチェ・ウシクさんがキム・ギウ役にキャスティングされています。
キム・チュンスク 役:チャン・ヘジン
#사랑의불시착 観てていっつも思ってるんだけど同一人物に見えないから😅ザ女優だよなぁ〜 #パラサイト の為に15キロ体重増やして💦#장혜진 #チャンへジン#パラサイト半地下の家族 pic.twitter.com/0M3Dueti0I
— 허니 (@siku1116) February 10, 2020
キム・ギテクの妻。
元ハンマー投げの選手で、国際大会のメダリストだが、貧しい日々が続く事に慣れてしまっている。
百貨店の社員時代に『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督から直接出演オファーを受けた過去があるチャン・ヘジンさん。
元ハンマー投げ選手のキム・チュンスク役を演じるため、15kg体重を増量させて役作りをする、という“役者魂”を見せてくれています。
キム・ギジョン 役:パク・ソダム
キム・ギウの妹。
美術大学への進学を希望しているものの、家計難で予備校にすら通えず、苦悩している。
『シンデレラと4人の騎士』で芯の強いヒロイン役を見事に演じ切った若手きっての実力派女優パク・ソダムさんがキム・ギジョン役にキャスティングされています。
パク・ドンイク 役:イ・ソンギュン
韓国映画を観てて、何かやたら良い声が聞こえるなと思ったら、大体イ・ソンギュン。 pic.twitter.com/uhHAZa1sTD
— 人間食べ食べカエル (@TABECHAUYO) January 26, 2020
大手IT企業の社長。
富裕層ならではの落ち着いた雰囲気を醸し出しているスマートな男性。
韓国版の『白い巨塔』で正義感あふれる医師チェ・ドヨン役に抜てきされていた実力派俳優のイ・ソンギュンさんがパク・ドンイク役にキャスティングされています。
パク・ヨンギョ 役:チョ・ヨジョン
パク・ドンイクの妻。
他人を疑う事を知らない人物で、大学の入学証明書を偽装してまで家庭教師のバイトをしようとしたキム・ギウを快く受け入れる。
これまでは非の打ち所がない悪女役を演じる機会が多かったチョ・ヨジョンさんですけど、本作では人の良い貴婦人パク・ヨンギョ役にキャスティングされ、役幅の広さを証明しています。
ムングァン 役:イ・ジョンウン
サムマイウェイからかな?月桂樹>恋する泥棒>私幽霊>焼肉>知ってるワイフ>ミスター。被ったり、連チャンだったり….気付けば毎日会ってる女優さんだったりして( *^艸^) #イ・ジョンウン pic.twitter.com/6i8uPGINlX
— アルム (@Anone__ettone) September 12, 2018
パク一家の家政婦。
桃アレルギーの持ち主で、“パラサイト計画”を実行していたキム一家の策略に勘付く。
真木よう子さん、井上真央さん、桜庭ななみさん、という日本を代表する女優が出演した映画『焼肉ドラゴン』にキャスティングされていたイ・ジョンウンさんがムングァン役を演じています。
グンセ 役:パク・ミョンフン
空港でのこの方マネージャーさんかと思ったら『地下のおじさん』だったのね😅
スクリーンで観た『地下のおじさん』が怖すぎたから全く気付かなかったよ🤣#パラサイト#パクミョンフン#박명훈 pic.twitter.com/CXgDiRtL38— てんてんeel♡ 텐텐eel (@Ginnanganmo) February 11, 2020
ムングァンの夫。
借金の取り立てから逃れるため、パク一家の地下室に棲みつく。
本作が映画デビュー作となったパク・ミョンフンさん。
ストーリー終盤から登場していますけど、狂気に満ちたグンセ役を見事に演じ切り、評価が急上昇しています。
スポンサーリンク
[ad#naka2]
パラサイト 半地下の家族(韓国映画)登場人物・相関図
韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の登場人物・キャスト相関図は公開されましたら、記載いたします。
パラサイト 半地下の家族(韓国映画)ネット上の反応
韓国映画『パラサイト 半地下の家族』に対するネット上の反応をまとめます。
日刊スポーツ等にコメントを出させて頂きましたが、吉沢が(世界中の皆さんが)大ファンの『 #パラサイト半地下の家族 』がアカデミー賞で作品賞含む4冠受賞されました🎬✨本当におめでとうございます。
舞台挨拶でお会いした際のポン・ジュノ監督とソン・ガンホさんに挟まれる吉沢と、🍑と吉沢です📸 pic.twitter.com/KlMT9cBH9y— 吉沢亮&STAFF (@ryo_staff) February 10, 2020
冒頭部分で要潤さんが作品の内容を絶賛している事をご紹介しましたが、2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』で主演を務める若手俳優・吉沢亮さんも『パラサイト 半地下の家族』に強い関心を持っているようです。
元々ソン・ガンホ好きだから勿論そこはいいんだけど、今回は兄役チェ・ウシク、妹役パク・ソダム、母役チャン・ヘジンの3人がすごくよかった。
パク・ソダムがまた好きになった。 pic.twitter.com/rixCgnZAla
— とらしか (@_torashika) January 24, 2020
パラサイトがアカデミー作品賞を獲って「劇場で観るタイプの凄いCGがある映画じゃないけど」的なtweetけっこう見るんですが、それは違うと思います。
舞台になる2つの家の窓や室内を映画館のシネスコサイズにハマる比率でわざわざセット組んでいるので劇場で観るのがオススメ#パラサイト半地下の家族 pic.twitter.com/wPobQY74Ju— トルーパー.com (@trooperkt0108) February 10, 2020
「#パラサイト半地下の家族 」
遅ればせながらアカデミー賞受賞当日にパラサイトを友達と観に行きました💡
こりゃすごいもの観た。
想像以上の圧巻。 pic.twitter.com/na1ZatDp6j— 紗季 (@movie_saki) February 10, 2020
アカデミー賞で4冠を達成した事もあり、Twitter上でも『パラサイト 半地下の家族』に対して好意的な意見が飛び交っています。
ディープかつデリケートな話題に切り込んでいる作品ですので、好き嫌いの差がハッキリ出てしまうかもしれませんが、「韓流=復讐orドロドロ劇」という認識をお持ちの方は、良い意味で韓流作品への意識が一変するのでは?と思っています。
パラサイト 半地下の家族(韓国映画)主題歌・OP/EDは?
韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の主題歌・OP/ED・OST情報をご紹介します。
OP
ED『焼酎一杯』チェ・ウシク
パラサイト 半地下の家族(韓国映画)基本情報
パラサイト 半地下の家族
2020年1月10日(金)より公開スタート
上映時間:132分
監督/脚本:ポン・ジュノ(映画『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』)
脚本 :ハン・ジンウォン
製作 :クァク・シンエ
ムン・ヤングォン
チャン・ヨンファン
音楽 :チョン・ジェイル
撮影 :ホン・ギョンピョ
編集 :ヤン・ジンモ
製作会社:バランソン・E&A・コープ
配給 :ビターズ・エンド(日本)
英語以外の言語をベースにした映画として初めてアカデミー賞・作品賞を受賞する、という歴史的偉業を成し遂げた『パラサイト 半地下の家族』。
監督を務めたポン・ジュノさんは、社会問題に鋭く切り込む作品を次々に生み出していますので、ポン・ジュノさんの過去作品をこの機会にチェックしてみるのも良いかもしれません。
スポンサーリンク
[ad#sita]
スポンサーリンク
[ad#kanren-ad]