ウサインボルト選手と言えばオリンピック3冠を2大会連続で達成し、通算6個の金メダルを獲得した陸上競技短距離選手です。
人類最速の男との異名を持つにふさわしく、世界陸上でも金メダル8個を獲得しています。
8月22日から『世界陸上2015北京』が開幕するため、またまたここにきてウサインボルト選手に注目が集まっています
しかも今回はアテネオリンピック100m金メダリストのジャスティンガトリン選手がいますので、二人の熾烈な戦いとなることは間違いないでしょう。なんだかワクワクしてきましたね。
ウサインボルト選手は更なる世界新か敗北かも気になりますが、さらにウサインボルト選手の今までとこれからについて、その記録や年収、病気と引退の噂についても調べてみました。
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ウサインボルト 世界新か敗北か！？
現在、ウサインボルト選手の最大のライバル、いや王座奪取とも打倒ボルトの一番手とも言えるのがジャスティンガトリン選手です。
しかもジャスティンガトリン選手は絶好調なので、ボルトであっても止められないかもしれません。6月に行われた世界陸上代表選考会を兼ねた『全米選手権』では、200mで19秒57という今季世界最高記録を出したのです。
一方、ウサインボルト選手の自己ベストは2009年の200m19秒19でジャスティンガトリン選手を上回っていますが、直近の記録は2013年『世界陸上モスクワ大会』で200mは19秒66です。
これをみると確かにウサインボルト選手の危機という見方もできるかもしれませんね。追う立場というのは勢いに乗っているときは強いですからね。
ウサインボルト選手もジャスティンガトリン選手も世界陸上に照準を合わせて、しっかり仕上げてくるはずですので、今回の短距離競技は見ごたえのあるものになると思いますよ。
さあ、本番の実況で聞こえてくるのは「ウサインボルト世界新！」なのか、はたまたジャスティンガトリン選手が王座を奪取し「ウサインボルト敗北！」になるのか、一体どちらになるのかワクワクしてきますね。
ウサインボルトの記録まとめ
ここでウサインボルト選手の記録をまとめてみてみましょう。
ウサインボルト選手は12歳から本格的に陸上競技を始め、2002年に史上最年少での世界ジュニア選手権優勝を果たしています。
オリンピックと世界陸上での金メダルは前述の通りですが、世界記録を3つ保持しています。2009年100mで9秒58、150mで14秒35、200mで19秒19です。
また2012年には400mリレーに最終走者で出場し、36秒84の世界記録を樹立しました。
特に100mの記録は人類初の9秒5台でした。まさに『人類最速の男』であり、稲妻を意味する『ライトニングボルト』の愛称を持つ最速スプリンターです。
ウサインボルト選手は身長196cmあり、短距離選手にしては長身のため、スタート時の加速が鈍くなるということで一般的には不利なのだと言われています。
ところがウサインボルト選手は大きなストライドを生かし、レース中盤から一気に加速して追いこんでいく走り方です。なんと2009年の世界陸上100mの時は、最高速時の歩幅は2m75cmあり、ゴールする最後の一歩は2m99cm5mmで、史上最大級の歩幅です。
自分の身長より1m以上長い歩幅で走っていると考えるとすごいことですね。
ウサインボルトの年収・収入はいくら？
ここまで活躍を見せるウサインボルト選手の年収も気になるところですね。
アメリカの経済紙『フォーブス』によると、2015年スポーツ長者番付で73位でした。
金額は2100万ドル（約25億円）です。見たこともない金額です。レース賞金の他にスポンサー契約料で破格の収入を得ているらしいです。
大手企業がウサインボルト選手と契約を結びたいと次から次へと手を挙げるので、どんどん契約料が跳ね上がるのだと言います。
そんなウサインボルトでも73位ということなのですが、1位はいったいどのくらいなのかと思って調べたところ、ボクシングのフロイド・メイウェザー選手で3億ドル（約276億円）だそうですよ。こちらはまたまた想像もつかないような金額です。
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ウサインボルトが抱えた病気とは？
ウサインボルト選手がこれだけの活躍をするのに恵まれた才能だけでなく、実はこれらの輝かしい記録は、病気を乗り越えたという大変な努力の上に成り立っています。
ウサインボルト選手は『脊柱側湾症』という先天性の病気を抱えているために、背骨が曲がっている障害があります。
陸上を始めた当初は、背骨が曲がっているためにフォームも酷いもので、太ももの裏側の筋肉に大きな負荷がかかって肉離れを起こしやすかったそうです。
そこでコーチと徹底的なウエイトトレーニングを行い、あらゆる筋肉を強化してとうとう障害を克服しました。
こうした逆境を跳ね返してきた不屈の精神も、困難やピンチにあってもそれを跳ね除けるイメージとなり、大手企業の応援も寄せられ、また魅了されるファンもたくさんいるのでしょうね。
ウサインボルトに引退の噂？
ウサインボルトも今年29歳になりますが、引退の噂などはあるのでしょうか？
実は2015年2月にウサインボルトは2017年に開催される世界陸上ロンドン大会で現役引退する意向を表明しています。
以前は2016年リオデジャネイロ五輪での引退を表明していましたが、1年延長して2017年まで現役を続行する意向を固めました。スポンサーから1年延長を要請されてそれに応える形のようです。
引退まであと２年あります。これからも最速の男で居続けることは困難なことだと思いますが、もうすぐ開幕する世界選手権と来年のリオデジャネイロ五輪には今まで以上の意気込みで望むことでしょう。
ウサインボルト選手が言っています。
「生きる伝説になりたい。1回勝つことは誰でもできる。繰り返すことが難しいんだ」
そんな難しさを乗り越えてきたことは金メダルの数を見てもよく明らかです。
今回の『世界陸上2015北京』ではジャスティンガトリン選手という強力なライバルがいますが、きっとウサインボルト選手はみんなの期待にこたえる走りをしてくれることでしょう。
22日からの『世界陸上2015北京』は見逃せませんね。さっそく22日には男子100mの予選があります。翌日の決勝は盛り上がりますよ。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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