松本薫(まつもとかおり)選手と言えば、2012年の『ロンドンオリンピック』の女子柔道57kg級で見事金メダルを獲得した選手です。
この大会で日本人金メダル第一号ということで大変話題になりました。
そしてオリンピック・世界選手権・ワールドマスターズ、更に全てのグランドスラム大会を完全制覇した最初の選手です。地元の石川県からは松井秀喜さん以来、2人目の県民栄誉賞も授与されています。
試合前や試合中はとても厳しい顔つきでありながら、普段はとてもかわいい一面があり、オリンピック金メダルの報奨金がJOCから支給されたときには「ビッグパフェが食べたい」と言って周囲を笑わせていました。
そういう松本薫選手のギャップに魅了される人が続出しています。しかも大学時代の同級生からは「どちらかというと天然」とまで言われているそうです。
ここでは松本薫選手のかわいい性格とあだ名、怪我で引退の噂、そして今現在についてまとめました。
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松本薫(柔道)のかわいい性格とあだ名は?
試合前の松本薫選手はとても眼力の強い、きびしい顔つきをしています。それはもう闘争心が溢れ出ていて、対戦相手が委縮してしまうのではないかと思うほどです。
そんな松本薫選手についてあだ名が『野獣』、海外では『アサシン(暗殺者)』です。
確かに怖いくらいの気迫なのですが、女性がつけられるあだ名じゃありませんよね。松本薫選手自身は「もののけ姫と呼んでほしい」と言っていました。
しかし試合じゃないときは、甘いものが好きで、少し天然なかわいい性格の綺麗な女性です。いわゆるクールビューティーという言葉がぴったりの整った顔立ちをしていますね。
天然発言の一例を挙げてみると、
「柔道場のクーラーボックスから妖精が出てきた」
更に
「その妖精が見守っていてくれるから世界選手権2連覇も大丈夫」
と言ったそうです。
他にも高校時代、自転車で車にぶつかって宙を3回舞ったが、車を飛び越えて華麗に着地したという逸話があります。柔道なら受け身かと思ったのですが、華麗に着地したとなると体操選手でもいいところまでいけたかもしれませんね。
とても強い選手なのに虫が嫌いで、色黒だからセミが木と間違って止まってくることがあり、それには恐怖を覚えたなど、とにかくそのかわいい性格についてはきりがないほどですが、このギャップがますます松本薫選手を魅力的にしています。
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松本薫に怪我で引退の噂が!?
松本薫選手の怪我というと2008年に右上腕を骨折し、ボルトを埋めていましたが、2012年に炎症を起こしたため除去手術を受けています。その時は1ヶ月の安静加療でした。
その翌年には右肩亜脱臼、太もも裏の肉離れをして、これにより2年連続でグランドスラム東京を欠場します。
相次ぐ怪我に悩まされながらも2014年グランプリ・デュッセルドルフで3度目の優勝を果たすなど、相変わらずの強さではありましたが、同年の世界選手権2回戦敗退の際には腕の靭帯を伸ばす負傷もしているので長期的な休養の可能性もあるとしていました。
このころ怪我で引退の噂があったようですが、今年に入ってからもヨーロッパオープン・オーバーヴァルトで優勝しています。
これらの怪我が原因なのかどうかはわかりませんが、今年の5月に2016年リオデジャネイロ五輪を区切りに現役を引退することを表明しています。松本薫選手は「20年の東京オリンピックの時には(今とは)違う役割になっていると感じています」と話しています。
そう感じたのは「直感ですね」となんとも『野獣』というあだ名にふさわしいコメントでした。
現役を退いても柔道にかかわりたい意向を示しており、それはコーチなのかどうかはまだ自分でも決めかねているようですが、今はリオ五輪に向けてまたその前の一つ一つの大会を確実に勝ち進めていってくれることでしょう。
松本薫の今現在は何をしてる?
今現在の松本薫選手は、カザフスタン・アスタナで8月24日に開幕する柔道『世界選手権』で2度目の優勝を狙っています。
世界選手権壮行会でも
「今年の世界選手権は勝ちにいきます。金メダルを取りに行きます」
と意気込みを見せ、
更に
「これといった必殺技はないけど、一つ一つの精度は上がっている」
と自信のあるコメントをしていました。
そんな闘志を見せる松本薫選手ですが、駄菓子セットを持ち込むとのことで、お気に入りは『うまい棒ラスク味』だそうです。国民的柔道選手が国民的駄菓子を持って世界選手権に挑むという、こんなところがまたギャップとして人々を魅了して止まないのでしょうね。
松本薫選手の様々な面に焦点をあててまとめてきましたが、まもなく始まる『2015年アスタナ世界選手権』では、またあの『野獣』に会えることでしょう。
この松本薫選手、いや『美しき野獣』の戦いぶりに期待しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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