ヲタクに恋は難しい(マンガ)が、Webマンガとしては異例の大ヒット中ということで注目を浴びています!
『ヲタクに恋は難しい』単行本1巻は、『このマンガがすごい!』(2015年6月オンナ編)で第1位に輝き、その後も50万部突破の売れ行きで増刷が続けられています。
『進撃の巨人』でさえ置いていなかった我が家の近所の極小本屋さんにも、『ヲタクに恋は難しい』が平積みされていて驚きました!
Webマンガの世界から飛び出して拡散し続ける面白さで、単行本化にとどまらず、今後のアニメ化やドラマ化の動きにも注目です。
ここでは、噂の『ヲタクに恋は難しい』単行本1巻のあらすじ、登場人物、アニメ化の動きについてまとめてみました。
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ヲタクに恋は難しいの基本情報
発行巻数:1巻
著者 :ふじた
出版社 :一迅社
単行本価格:880円(税込)
連載 :comic POOL(Webマンガ誌)連載中
『ヲタクに恋は難しい』は、イラストコミュニケーションサービスpixivへのWeb投稿という形式でスタートし、pixiv内で異常な人気を得ました。
pixivの会員数が1600万人と急増するとともに人気が拡大し、2014年の『次にくるマンガ大賞』で『本にして欲しいWebマンガ部門第1位』を獲得した『ヲタクに恋は難しい』は、その要望に応えて2014年4月に単行本化されました。
単行本1巻には、50ページを超える大量の書き下ろしが加えられており、Webマンガで親しんだファンも単行本でしか読めないストーリーを目当てに購入しているようです。
『comic POOL』は、一迅社とpixivのコラボレーションで2015年11月6日に創刊されたばかりの電子雑誌です。pixivのアプリやパソコンから無料で読むことができ、毎月第1、3金曜日に新しい作品が配信される予定です。
『ヲタクに恋は難しい』は、そんな新雑誌『comic POOL』の連載第一弾の目玉作品として、雑誌の命運を握ることになりました。
作者ふじたさんの現在のツイッターなどからは、初体験の『締め切り』に怯える様子のコメントが伺えます。マイペースな個人投稿者から一転して、pixivと出版社と多くの読者の期待を背負う立場になってしまった作者の今後にも注目です。
【一迅社『ヲタクに恋は難しい』第1巻PV動画】
ヲタクに恋は難しい(マンガ)の単行本1巻のあらすじとネタバレ感想は?
【あらすじ・ネタバレ】
主人公の成海(なるみ)は『ヲタク』である自分の趣味を隠し、一般人を装って生活していました。しかし、たまたま転職先で幼馴染の宏嵩(ひろたか)と同僚になってしまいます。
宏嵩は、自身も『ヲタク』であり、成海が世間に隠している本性をさらけ出すことのできる貴重な『ヲタク友達』でした。
成海は、恋愛をしても、『ヲタク』である自分の本性が相手に知られたとたんに振られてしまうという失敗を繰り返していました。
一方の宏嵩は、イケメンで仕事もできる反面、不愛想で人付き合いが苦手です。不愛想な自分を受け入れてくれる成海に密かに思いを寄せていました。
そこで、宏嵩は『ヲタク同士』で付き合うことを提案します。思いもよらない告白に戸惑う成海でしたが、宏嵩にヲタクイベントを手伝ってもらえるという実利に飛びつき、宏嵩の告白を受け入れます。
二人は『ヲタク友達』としては最高の関係だったものの、『恋人』としてどう向き合うか戸惑います。
第1巻では、さらにヲタク度合いと好みのジャンルが異なる先輩2人が登場します。4人の個性の違うヲタク達により、ヲタク話と恋愛話が賑やかに展開します。
付き合いたての成海と宏嵩は、同人誌即売イベント『コミケ』に一緒に参加してみたり、初めて自宅での時間を過ごしたりする中で、不器用な『ヲタクカップル』の形を模索して行きます。
ヲタクカップル誕生の様子と、ぎこちない距離感が少しずつ詰まっていく様子が描かれる第1巻の内容となっています。
【感想】
『ヲタク』の個性・こだわり・不器用さが良く伝わって面白いです!
第1巻では4人の『ヲタク』が登場しますが、スタイルがそれぞれ違うので、『ヲタク同士』にも関わらず相容れない部分があるのが楽しいです。
特に主人公の成海は、自分が『ヲタク』にも関わらず『ヲタク』に嫌悪感を持っているようです。そんな歪みが、一般的な恋愛ラブコメディとは違う面白さを加えてくれています。
『特殊な個性』を持つ男女が、あえて『普通の恋愛』にチャレンジするところが見どころです。『ヲタク』の異常にパワフルで激しい部分と、デリケートで繊細な部分とが混沌としています。
『ヲタク』な部分が少しでもある読者なら、思わず共感してしまうシーンや発言が盛り沢山で楽しめると思います。私はあまり『ヲタク』ではありませんが、現実で立ち入ることができない『ヲタク達の世界』に入り込めて面白かったです!
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ヲタクに恋は難しい(マンガ)の登場人物
マンガ『ヲタクに恋は難しい』の登場人物をご紹介します。
桃瀬 成海 (ももせ なるみ)
本作の主人公。26歳OL。
幅広いジャンルを広く浅く愛するタイプだが、特に男性同士の恋愛物『BL系』を好む『腐女子』といわれるタイプの『ヲタク』。
二藤 宏嵩 (にふじ ひろたか)
成海の幼馴染で、恋人。
26歳の高身長イケメン男子で仕事もできるが、不愛想で他人には興味がない。
ゲームに特化したタイプの『ヲタク』。
樺倉 太郎 (かばくら たろう)
宏嵩たちの会社の先輩。小柳とは学生時代からの同級生で恋人同士。
ヲタク文化に理解があるが、運動も得意で、『一般人』との境界線上にいる軽度の『ヲタク』。
小柳 花子 (こやなぎ はなこ)
成海の会社の先輩であり、友人。
樺倉の恋人だが、二人のとき以外はよく喧嘩をしている。
演劇、舞台などの3次元世界を好むが、他のジャンルにもある程度理解があり、男性キャラクター専門の『コスプレーヤー』でもある。
ヲタクに恋は難しいのアニメ化や映画化の噂は?
『ヲタクに恋は難しい』はWeb投稿マンガの世界から人気を集め、単行本化、新雑誌での連載開始と急展開しており、その先のアニメ化や映画化の動きが気になります。
『ヲタクに恋は難しい』のアニメ化や映画化の噂はファンの間では囁かれているものの、まだ具体的な予定は発表されていないようです。
まずは11月6日より新雑誌『comic POOL』での連載が開始されたばかりですから、作者も関係者もそちらでしっかりとスタートを切ることに注力しているようです。
ただし、単行本発売時に一迅社から公開されたCMとPVには、既に声優さんを起用して動画製作されており、アニメ化は視野に入れながら展開させているようです。
CM成海役は、麻雀好き声優で話題の伊達朱里紗さん
CM宏嵩役は、キャラクター同様にイケメンの伊藤健人さん
個人的には、『ヲタク同士の恋愛』という設定や世界観は面白いと思いますし、一話完結タイプのマンガなので、アニメや映画にしやすいエピソードを抽出して再構成するのもやりやすい作品だと思います。
かつて『恋空』に代表されるケータイ小説が続々とドラマ化・映画化されてヒット作が生まれたように、Webマンガが新しいブームをつくる流れは留まりそうにありません。
これからのブームの行く末を占う意味でも、急成長Webマンガの代表作として今後の『ヲタクに恋は難しい』の展開から目が離せません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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