ファーストラヴ(ドラマ)あらすじネタバレとキャスト!原作は島本理生!【映画化も】

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ファーストラヴ
ファーストラヴ(ドラマ)は、2020年2月22日(土)にNHK-BSプレミアムで放送(午後9時~午後10時59分)される事が決まった1夜限りのスペシャルドラマ

2018年上半期の直木賞(第159回)に選出された話題の小説(原作者は島本理生さん)で、真木よう子さんや上白石萌歌さん、黒木瞳さんなど、個性豊かなキャスト陣がそろった『ファーストラヴ』とはどんな作品なのでしょう?

ここでは、真木よう子さん主演のドラマ『ファーストラヴ』原作あらすじネタバレ感想キャスト見どころ結末予想ネット上の反応など、気になる情報をご紹介しながら、作品の面白さを徹底深堀りしていきますので、どうぞお楽しみに!

 

ファーストラヴ(ドラマ)原作・あらすじ

ドラマ『ファーストラヴ』の原作あらすじをご紹介します。

公認の心理カウンセラーとして活躍する一方、深い傷を負う人々が関与した事件・事故を取材し、記事にまとめる“ルポライター”としても活動していた由紀(真木よう子)に1件の依頼が舞い込んできます。

由紀が引き受けた依頼の中身は、父親を手にかけた容疑で逮捕され、マスコミで“美人女子大生”と紹介されている謎多き人物・環菜(上白石萌歌)の深層心理に迫る記事を執筆する、という難易度の高いものでした。

由紀の義理の弟で、環菜の弁護を担当している国選弁護人の迦葉(平岡祐太)が仲介する形で環菜と顔を合わせる由紀。

環菜の心情を理解するため、様々な形で環菜へのアプローチを試みる由紀でしたが、急に怒り出したり、平気でウソをついたり、と一筋縄ではいかない性格の環菜に振り回される事もしばしば…。

熱心に環菜への取材を続けていくうちに、亡くなった父親との関係性だけでなく、母・昭菜(黒木瞳)とのいびつな母娘関係に勘付く由紀ですけど、環菜の心境に迫っていくにつれて、過去のトラウマがよみがえってきて…。

 

ファーストラヴ(ドラマ)ネタバレ・感想

ドラマ『ファーストラヴ』のネタバレ感想をご紹介します。

「動機を見つけてみてください…」と由紀に投げかける環菜でしたが、由紀との面会を重ねていくにつれて、亡くなった父親に複雑な心境を抱いている事が少しずつにじみ出てきます。

アナウンサーになる事を切に願っていた環菜は、テレビ局への就職を強く反発する父親と事件前日に口論していて、父親の反対を押し切る形でテレビ局の就職試験に挑んだものの、途中で投げ出してしまいます。

小学生の頃、絵画教室を運営していた父親から強制的にデッサンモデルをさせられた事がきっかけとなり、刃物で身体を傷つける事で気持ちを落ち着かせて正気を保つ、という行為を続けるようになった環菜。

就職試験の会場で男性の面接官から視線を浴び、過去のトラウマがよみがえってしまった環菜は、ホームセンターで包丁を買った後、傷ついた自分の姿を父親に見せるため、父親が働いている美術学校へと足を運びます。

しかし、環菜が自宅に帰ったところで、父親が「母親(昭菜)のせいで、おまえがおかしくなった」という衝撃的な言葉を吐き、環菜と父親はもみ合いに。

もみ合いの最中に父親が転びそうになったところを環菜が助けようとするのですが、包丁を手に持ったままの状態だった環菜が突発的に両手を上げた直後、環菜の意図しない形で父親と接触し、父親の身体に刃物が刺さって、命を落とすのでした…。

父親に強い恨みをもっていたものの、もみ合いの際に父親を傷つける考えは全く持ち合わせていなかった環菜。

でも、父親を傷つけた後に119番通報しなかった事と、環菜の証言に信ぴょう性がない事が決め手となり、懲役8年(求刑は懲役15年)の判決を受け、罪を償う事に。

幼い頃から厳しい現実を突きつけられ、周囲に頼れる大人が誰もいない…という環菜ですけど、面会に訪れた由紀に心を開くようになってから、徐々に素の自分をのぞかせるようになりますので、環菜の心が揺れ動く様にどうぞご注目ください。

 

ファーストラヴ(ドラマ)見どころ

ドラマ『ファーストラヴ』の見どころをチェックしていきましょう。

ミステリアスな雰囲気を醸し出す女子大生・環菜の振る舞いに注目するのはもちろん、ストーリーが進むにつれて、由紀と迦葉の過去が明らかになっていくところも大きな見どころになっています。

義理の姉弟の間柄となっている由紀と迦葉ですけど、由紀は幼い頃に父親から間接的なセクハラを受けていて、迦葉も小さい頃に実母からDVを受け、互いに大きなトラウマを抱えていました。

他言できないトラウマを抱えている、という共通点が存在していた事もあり、お互いに心を開くようになり、少しずつ距離感を詰めていく由紀と迦葉の関係性の変化も『ファーストラヴ』の見せ場となっていますので、どうぞご期待ください。

 


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ファーストラヴ(ドラマ)結末予想

ドラマ『ファーストラヴ』の結末はどのような展開になるのでしょう?

原作小説では、環菜の裁判が終結した後、由紀と迦葉の関係に疑問を抱いていた由紀の夫・我聞(吉沢悠)が、由紀に自分の想いを伝えて、由紀も我聞の想いに応える事を決意する、という場面でクライマックスを迎えています。

ドラマ版では多少の内容変更があるかもしれませんけど、義理の弟と深い仲にある妻を最後まで信じ続けた夫・我聞の心の広さを描く形になるのでは?と予想しています。

 

ファーストラヴ(ドラマ)キャスト紹介と登場人物相関図

ドラマ『ファーストラヴ』のキャスト・登場人物相関図をご紹介します。

由紀:真木よう子


心理カウンセラー兼ルポライター。
マスコミが大きく取り上げた刑事事件の容疑者・環菜を取材するため、環菜の元を度々訪れ、環菜にまつわる謎を1つずつ解き明かしていく。

この作品をお引き受けしたのは、とても漠然としたもので、
何か、この主人公、由紀になってみたい思いが強かったからです。
それが何なのかは、撮影が始まってから答えが出ると思います。

引用:主演・真木よう子直木賞受賞 島本理生『ファーストラヴ』をドラマ化!! 特集ドラマ「ファーストラヴ」 |NHK_PR|NHKオンライン

2018年12月にオンエアされたスペシャルドラマ『炎上弁護士』で主人公の渡会美帆役を演じて以来、1年3ヶ月ぶりにNHKドラマの主役に抜てきされた真木よう子さん。

キリッとしていて、カッコいいキャラが板についている印象の真木よう子さんですけど、『ファーストラヴ』では自分自身も心の中に闇を抱えている臨床心理士の由紀役にキャスティングされています。

【主な出演作品】

  • SP 笹本絵里 役(2007年など)
  • 龍馬伝 お龍 役(2010年)
  • さよなら渓谷(主演)尾崎かなこ 役(2013年6月公開)
  • そして父になる 斎木ゆかり 役(2013年9月公開)
  • ボイス 110緊急指令室 橘ひかり 役(2019年7月~9月)

環菜:上白石萌歌


父親を手にかけた容疑で逮捕された女子大生。
面会にやって来た由紀に対し、素っ気ない態度を見せるものの、同じような境遇の由紀に少しずつ心を開いていく。

このお話を頂いてから原作を読ませて頂きました。台本を読んでいてもそうですが、ページをめくりながら、こんなにやるせなさで涙が止まらなくなった役は…。

作品を撮っている間は、『この子を救いたい』という一心で役に向き合っていた気がします。今、思い出しても、自分と役との境目が本当に分からなくなるくらい役と向き合っていましたし、自分とも向き合っていた時間だったと思います。

(役作りについて)自分の目で見たり、体験したりということをすごく大事にしていました。撮影に入る前に、監督をはじめ製作の方と一緒に、裁判を見に行きました。法廷を実際に見る機会はなかったのですが、肉眼で手錠を掛けられている人を初めて見て、身震いをしたこととか、そこで繰り広げられている空気感のようなものを肌で感じ、『撮影に臨むに当たって、こうしよう』というようなことを考えていました。

引用:上白石萌歌、父親殺人役に「やるせなさで涙が止まらなくなった」<ファーストラヴ> – モデルプレス

映画『君の名は。』でお馴染みの上白石萌音さんの妹で、adieu(アデュー)という名義でアーティスト活動を続けている上白石萌歌さん。

大河ドラマ『いだてん』では水泳金メダリストの前畑秀子役に挑戦するなど、幅広い役どころを演じているほか、2020年9月からスタートする舞台『ゲルニカ』で最年少座長を務める事が決定し、注目を集めています。

【主な出演作品】

  • ハルチカ 米沢妙子 役(2017年3月公開)
  • 羊と鋼の森 佐倉由仁 役(2018年6月公開)
  • 義母と娘のブルース 宮本みゆき 役(2018年7月~9月)
  • 3年A組-今から皆さんは、人質です- 景山澪奈 役(2019年1月~3月)
  • いだてん 前畑秀子 役(2019年7月~12月)

迦葉:平岡祐太


由紀の夫・我聞の弟で、環菜の国選弁護人。
実母からDVを受けた経験があり、幼少期にトラウマを抱えている由紀と心を通わせていく。

ジュノン・スーパーボーイ・コンテストのグランプリ受賞者(2002年)で、映画『スウィングガールズ』で日本アカデミー賞・新人俳優賞に選出されている平岡祐太さんが迦葉役にキャスティングされています。

【主な出演作品】

  • スウィングガールズ 中村拓雄 役(2004年9月公開)
  • ゴッドハンド輝(主演)真東輝 役(2009年1月~3月)
  • 龍馬伝 陸奥陽之助 役(2010年)
  • スペシャリスト 堀川耕平 役(2013年~2016年)
  • べっぴんさん 村田昭一 役(2017年)

我聞:吉沢悠


由紀の夫。
職業はカメラマンで、心の広い人物。

デビュー当初は好青年役を演じる機会が多かったものの、芸名を本名に切り替えた2006年頃からはクセの強いキャラを数多く演じている実力派俳優の吉沢悠さんが我聞役にキャスティングされています。

【主な出演作品】

  • 白い影 戸田次郎 役(2001年1月~3月)
  • 新・星の金貨 岩瀬真 役(2001年4月~6月)
  • アルジャーノンに花束を 高岡晴彦 役(2002年10月~12月)
  • 動物のお医者さん(主演)西根公輝 役(2003年4月~6月)
  • カクホの女 村山修二 役(2018年1月~3月)

昭菜:黒木瞳

 

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環菜の母親。
旦那の機嫌をうかがう事に固執している人物で、娘・環菜に対してぞんざいな態度を取る事も。

2019年夏クールのドラマ『TWO WEEKS』でストーリーのカギを握る黒幕の久我早穂子役を好演するなど、近年はシリアス色の濃いキャラを演じる機会が多い黒木瞳さんが昭菜役にキャスティングされています。

【主な出演作品】

  • 失楽園 松原凛子 役(1997年5月公開)
  • 白い巨塔 花森ケイ子 役(2003年10月~2004年3月)
  • 20世紀少年 遠藤貴理子 役(2008年~2009年)
  • 軍師官兵衛 ねね 役(2014年)
  • 過保護のカホコ 根本泉 役(2017年7月~9月)

役名不明:津嘉山正種


役どころはわかっていませんが、『同期のサクラ』でヒロインの祖父役に抜てきされるなど、数多くのヒット作に出演している俳優兼声優の津嘉山正種さんも『ファーストラヴ』のメインキャストとして登場する予定になっています。

【主な出演作品】

  • 救命病棟24時 神宮恭一 役(2001年7月~9月)
  • 功名が辻 毛利輝元 役(2006年)
  • 闘牌伝説アカギ 鷲巣巌 役(2006年)
  • 逆境無頼カイジ 兵藤和尊 役(2008年~2011年)
  • 八重の桜 神保内蔵助 役(2013年)

 


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ファーストラヴ(ドラマ)原作・脚本

ドラマ『ファーストラヴ』の原作者と脚本家をご紹介します。

原作者:島本理生


嵐の松本潤さんと有村架純さんがW主演を果たした映画『ナラタージュ(2017年10月公開)』で映像化が実現している売れっ子小説家の島本理生さん。

2011年の『アンダスタンド・メイビー』以来となる直木賞候補作入りを果たした『ファーストラヴ』で見事直木賞のタイトルを獲得しています。

【主な作品】

  • リトル・バイ・リトル(2003年)
  • 生まれる森(2004年)
  • ナラタージュ(2005年)
  • Red(2014年)
  • 夏の裁断(2015年)

脚本:吉澤智子

大河ドラマ『八重の桜』をはじめとする女性主人公の作品を数多く手掛けてきた吉澤智子さんが、2014年3月にオンエアされた高知発の単発ドラマ『ダルマさんが笑った。』以来、約6年ぶりにNHKスペシャルドラマのメイン脚本を担当します。

【主な脚本作品】

  • 八重の桜(2013年)
  • あなたのことはそれほど(2017年4月~6月)
  • きみが心に棲みついた(2018年1月~3月)
  • 初めて恋をした日に読む話(2019年1月~3月)
  • 病室で念仏を唱えないでください(2020年1月~3月)

 

ファーストラヴ(ドラマ)ネット上の反応

ドラマ『ファーストラヴ』に対する期待の声をTwitter上から拾い上げていきます。

直木賞受賞作のドラマ化という事もあり、Twitter上での関心もかなり高まっているようで、上白石萌歌さんが闇の深いキャラに挑戦するところに興味を持つTwitter民も多くなっていました。

 

ファーストラヴ(ドラマ)基本情報

ファーストラヴ
2020年2月22日(土)
NHK-BSプレミアム 午後9時~午後10時59分

原作 :島本理生『ファーストラヴ(文藝春秋・刊)』
脚本 :吉澤智子(ドラマ『病室で念仏を唱えないでください』『初めて恋をした日に読む話』)
演出 :宮武由衣(ドラマ『MAGI -天正遣欧少年使節-』)
制作統括:加藤章一(ドラマ『警視庁ゼロ係』『徳山大五郎を誰が殺したか?』)
管原浩(ドラマ『我が家のヒミツ』『これは経費で落ちません!』)
中村高志(ドラマ『透明なゆりかご』)


2021年に『ファーストラヴ』の映画版の公開も決定!
北川景子さん主演・堤幸彦監督の強力タッグが実現する映画版の予習を兼ねて、ドラマ版を視聴する方も多くなりそうですね。

 


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  • 2020 02.18
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