えごま油(荏胡麻油)が体にいいと話題になっています。
油は健康やダイエットの大敵と思われがちですが、良質の油を適量摂取することによって、体に非常によい影響があります。
最近の健康をテーマにしたテレビ番組などでも取り上げられることが多くなった『油』ですが、今回は『脳』にいい効果を与える『えごま油』の成分の効能や、1日にどのくらい摂取すればよいのか?
更に、えごま油の人気ランキングについてもまとめてみました。
2016.2.3 「えごま油の保存方法と注意点」を追記
スポンサーリンク
[ad#ue-1]
えごま油が体にいい効果!
まずは『えごま油』とはどんな油なのか、簡単にご紹介しましょう。
えごま(荏胡麻)とはシソ科の植物で、”胡麻”と付きますが、胡麻とはまったく関係ありません。
韓国料理では定番の食材で、焼肉屋にいくと、サンチュの代わりに肉を巻いて食べたり、えごまの葉をキムチで漬けたものもあります。
えごま油は、えごまの種から油分を抽出したものになります。
えごま油が体にいいとされている効果には次のようなものがあります。
- 脳にいい効果がある
- 血管・血液にいい効果がある
- ダイエットにいい効果がある
えごま油成分の効能
それでは具体的に、えごま油の成分の効能について説明しましょう。
えごま油は脳にいい効果がある?
えごま油の主成分である『アルファリノレン酸』は、体内に入ると『エイコサペンタエン酸(EPA)』と、『ドコサヘキサエン酸(DHA)』に変わります。
『エイコサペンタエン酸(EPA)』や『ドコサヘキサエン酸(DHA)』などの成分は一般的に青魚に多く含まれており、脳に良く、学習効果を高めることで有名です。
学習効果を高めるとともに、認知症予防にも効果もあるようです。
えごま油は癌予防にもいい効果がある?
上の図は、毎年あらたに癌(ガン)にかかった人の数の推移ですが、年々増え続けています。
今や、『二人に一人は癌にかかる時代』とも言われていますが、えごま油を食べることで予防の効果があるようです。
癌の中でも、胃癌と大腸癌は男女ともに上位にランクインしていますが、「食の欧米化」が主な原因とされています。
癌細胞の増殖を抑える効果のあるアルファリノレン酸やエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)などは、青魚に多く含まれています。
昔の日本人の主食は肉ではなく、魚や野菜が主食でしたので、日常の食生活の中でこれらの栄養素を十分に摂取することができていました。
しかし、食の欧米化が進み、魚や野菜より肉や炭水化物を多く摂るようになり、アルファリノレン酸など、癌細胞の増殖を抑える働きがある成分の摂取が大幅に減ったことが原因のひとつと考えられています。
不足しがちなαリノレン酸(アルファリノレン酸)を効果的に補うことができるのが、えごま油なのです。
【主な食材のアルファリノレン酸含有量】
- えごま油(100g) :57,400mg ※圧倒的!
- なたね油(100g) : 7,500mg
- 大豆油(100g) : 6,100mg
- オリーブ油(100g): 600mg
- ごま油(100g) : 310mg
- さんま1尾(150g) : 220mg
- かぼちゃ1個(1500g): 310mg
スポンサーリンク
[ad#naka]
えごま油の1日の摂取量めやす
アルファリノレン酸の摂取目標量
- 男性:2.2g(2200mg)以上
- 女性:1.8g(1800mg)以上
※男女とも50歳~69歳の方はプラス0.2g必要です
さんま1尾で220mg程度のアルファリノレン酸が含まれているので、男性だと1日にサンマを10尾も食べなければ、アルファリノレン酸の必要量に追いつきません。
しかし、えごま油を男性は約3.8g程度、女性なら約3g程度摂取するだけで、アルファリノレン酸の1日の必要摂取量をとる事ができるのです。
えごま油も色々と種類はありますが、100gで1000円程度の値段ですと、男性で1日38円、女性で1日30円、1ヶ月にすると男性が1140円、女性が900円。
他の食材で必要摂取量をまかなうより、かなりお得にアルファリノレン酸を摂りいれることができます。
『林 修の今でしょ!講座』
<おすすめの食べ方>
卵かけご飯にエゴマ油をかけて食べる
たんぱく質と一緒にとると良いと言っていますね。
えごま油の人気ランキング
【第一位】
『低温圧搾生しぼり 奥出雲えごま油 えにしの雫』
販売元:奥出雲中村ファーム
特徴:島根県出雲大社の御本殿大屋根の銅板部分の塗装に、本商品と同じ、奥出雲産のえごま油が使われた。
価格:2000円(税抜)
容量:130g
抽出方法:圧搾法
評価:出雲大社の大屋根の塗装に使われたえごま油を納めた「奥出雲中村ファーム」の逸品
【第二位】
『玉締め本生 一番搾り オーサワのえごま油 生』
アルファリノレン酸:68.2g(100gあたり)
販売元:オーサワジャパン
特徴:奥会津産のえごまを使用。
価格:1900円(税抜)
容量:140g
抽出方法:圧搾法
評価:100gあたり68.2gという高水準のアルファリノレン酸を含む商品
【第三位】
『有機エゴマ油』
アルファリノレン酸:67.5g(100gあたり)
販売元:株式会社アイ、ヒューマンネット
特徴:鳥取県産のえごまを使用。
価格:1805円(税抜)
容量:110g
抽出方法:圧搾法
評価:100gあたり67.5gという高水準のアルファリノレン酸を含む商品
【第四位】
『国産 しそ科植物の実 石臼玉搾り えごま油』
販売元:鹿北製油
特徴:国産えごま使用。高級な原料に使用する石臼式玉搾り法で化学薬品や添加物は一切使用していません。
価格:1500円(税抜)
容量:100g
抽出方法:圧搾法
評価:こだわりの抽出法
【第五位】
『奥会津金山町えごま油』
販売元:奥会津金山エゴマの会
特徴:奥会津産のえごまを使用。
価格:1200円(税抜)
容量:92g
抽出方法:圧搾法
評価:無精製(科学的な処置による不純物除去はおこなっていない)
<2種類の抽出方法>
※抽出方法には主に「溶剤圧縮法」と「圧搾法」があり、「圧搾法」は石臼などを用い、原料に上から圧力をかけて自然に抽出する方法で、原材料の自然な成分のみ抽出され、望ましい。
大量生産をする大企業などでは、「溶剤圧縮法」が用いられることが多い。
えごま油の保存方法と注意点
えごま油は正しく使えばかなりの効果が見込めるものですが、間違った保存方法で酸化させてしまうと、逆に体に悪いともいわれています。
【保存方法】
・えごま油は「熱」「光」「酸素」に長時間ふれることで、酸化し体に悪い影響を与えるといわれています。ですから購入したえごま油は未開封の状態でも涼しくて陽の当たらない暗室保存が必要です。
そういった意味で、未開封でも冷蔵庫で保管するのが良いでしょう。
【注意点】
・原則は、賞味期限内に食べきること、開封後は1か月以内を目安になるべく早く使い切るようにしましょう。
現代人に不足しがちなアルファリノレン酸を、効果的に摂取することができるのが『えごま油』です。
積極的に取りいれていきたい食品の1つですね。
スポンサーリンク
[ad#sita]