カールビンソン(米原子力空母)が朝鮮半島へ向けて進行か!という衝撃的なニュースが日本中を駆け巡りました。
トランプ氏がアメリカの大統領に就任して以降、アメリカと北朝鮮との関係がどんどん悪くなっていて、「アメリカが北朝鮮に空爆を仕掛ける!?」との噂が日本でも飛び交っていますよね。
アメリカの軍事力のシンボルともいえる原子力空母・カールビンソンを朝鮮半島に近付かせる事で北朝鮮にプレッシャーをかけているのですが、「カールビンソンっていったい何?」と疑問に思っている方々も多いのではないでしょうか。
ここでは、米原子力空母・カールビンソンの戦力や速度といった基本性能はもちろん、中国の空母・遼寧との徹底比較をしていきながら、カールビンソンの凄さに迫っていきます。
2017.4.27 『スターバックス カールビンソン店』追記
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原子力空母カールビンソンとは?
■空母とは?
戦闘機の離発着が可能な甲板を持っているだけではなく、戦闘機の整備や燃料・武器補給ができる海上軍艦の事を「空母(航空母艦)」といいます。
地上戦や対空戦に対応しているのはもちろん、敵国や敵グループが発信しているレーダーを寸断し、敵の通信機能を混乱させる、という役割も果たしています。
空母を持つのはアメリカや中国、ロシアといった軍事大国のみ。
日本の海上自衛隊もヘリコプターの運用を目的とした「ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)」という空母を持っています。
■原子力空母とは?
エネルギー源を原子力としている空母の事を「原子力空母」といいます。
原子力空母は長期間燃料補給をする必要がありませんので、燃費を抑えて軍事力を強化できる、というメリットがありますが、エネルギー源に何かしらのアクシデントが発生すると放射能汚染の危険がある、というデメリットも存在しています
世界で原子力空母を保持しているのはアメリカとフランスだけ。
原子力空母は膨大な軍事費と世界トップレベルの技術力が必要となりますから、やや技術力が劣るといわれている中国やロシアは原子力空母を作りたくても作れない、という状況になっているそうです。
■原子力空母・カールビンソンとは?
カールビンソンはアメリカが持っている10隻の原子力空母のうちの1つです。
第二次世界大戦前後にアメリカの軍事力強化に大きく貢献したカール・ヴィンソン下院議員(1883年~1981年)の名前をとって、カールビンソンと名付けられました。
他のアメリカの空母も人名が艦名の由来になっているのですが、存命中の人物の名前を空母の名前にしたのはカール・ヴィンソン下院議員が初めてです。
カールビンソンが初めて世界の表舞台に登場したのは1984年10月。
アメリカ海軍が中心となって行われる環太平洋合同演習(リムパック)に参加したのが初の海外派遣となりました。
以降、アメリカ軍が行う軍事演習に参加するようになったカールビンソン。
日本の佐世保や横須賀基地に寄港するなど、アメリカと強い同盟関係にある国々を渡りながら、世界の治安維持に努めているのです。
カールビンソンは2010年に発生したハイチ地震の災害支援に向かった事もあるように、軍事的な行動以外の分野でも活躍しています。
原子力空母カールビンソンの大きさや戦力(強さ)は?
続いては、世界屈指の戦力を持つといわれている原子力空母・カールビンソンの大きさや戦力などの基本性能について見ていきましょう。
全長:333m(1,092フィート)
全幅:76.8m(252フィート)
最大速力:時速56km(30ノット)超
最大出力:約280,000馬力
排水量:(基準)80,000トン超(満載)101,264トン
乗組員:(兵士・士官)約3,200名
カールビンソンの全長は東京タワーと全く同じ333mのビッグサイズ!
東京タワーを横倒ししたものが世界中の海を航行している事になりますね。
カールビンソンはニミッツ級航空母艦という原子力空母に分類されるのですが、他の原子力空母もカールビンソンと同等のスペックになっていますので、カールビンソンの基本性能だけがズバ抜けている、というわけではありません。
でも、アメリカ以外の国が持つ空母との比較ではカールビンソンの基本性能は群を抜いていますので、アメリカと対立する国にとってはカールビンソンの存在が相当な脅威になっているのは間違いないと思います。
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カールビンソンと中国空母「遼寧」を徹底比較!
アメリカの原子力空母・カールビンソンに恐れている国のうちの1つが中国といわれていますが、中国にも「遼寧」という空母が存在しています。
中国が誇る空母・遼寧の基本性能はどの程度なのでしょう?
カールビンソンと基本性能を徹底比較していきます。
<全長>
カールビンソン:333m
遼寧 :305m
<全幅>
カールビンソン:76.8m
遼寧 :78m
<最大速力>
カールビンソン:30ノット超
遼寧 :約20ノット
<満載排水量>
カールビンソン:101,264トン
遼寧 :67,500トン
<固定翼機の数>
カールビンソン:40機以上
遼寧 :20機前後
<乗組員の数>
カールビンソン:約3,200名
遼寧 :約2,000名
全長や全幅といった空母のサイズそのものは大差ありませんが、最大速力が10ノット近くの差が生じていますので、海上戦になったとしても、カールビンソンの速力が勝っていますから、遼寧よりもカールビンソンの方が優位に立つ事になります。
また、遼寧は軍艦に使用されているパーツの精度が悪いだけではなく、原子力空母ではないので、演習をするだけでも大量の燃料を消費する、という致命的な弱点を抱えています。
以上のように、アメリカのカールビンソンと中国の遼寧とでは空母としての基本性能に大きな違いがありますから、中国がカールビンソンの存在を恐れるようになっている事も納得できますよね。
カールビンソンの圧勝です。
カールビンソン擁する空母打撃群の構成
北朝鮮がある朝鮮半島に向けて進行しているカールビンソンですが、原子力空母のカールビンソンだけが進行しているわけではありません。
アメリカ軍は敵国との戦闘に備えるため、「空母打撃群」という部隊を編成して、主力の原子力空母をサポートする艦隊を送り込みます。
カールビンソン擁する空母打撃群の構成は以下の通りです。
<護衛艦>
海上を警戒する水上戦闘艦、水中を警戒する潜水艦などの護衛艦がカールビンソンの守備を固めます。
北朝鮮に向かったカールビンソンの護衛艦が何隻なのかは公表されていませんが、5~10隻の護衛艦が派遣されるのが通常となっていますので、今回も5~10隻程度の護衛艦がカールビンソンとともに航行している事が予想されます。
護衛艦は300発以上の迎撃ミサイルが装備されているだけではなく、対潜水艦用ヘリコプター・LAMPSも配備していて、鉄壁の守備を築いています。
<補給艦>
カールビンソンは原子力で動いていますから、燃料をその都度補給する必要はありませんけど、護衛艦の動力は原子力ではありませんので、護衛艦の燃料補給を担当する補給艦もカールビンソンに同行します。
補給艦の数は1~2隻ほど。
燃料補給以外にも、兵士などの乗組員を補充する役割を担っています。
アメリカ軍の主力である原子力空母・カールビンソンの戦力や基本性能、中国の空母・遼寧との性能比較、北朝鮮に向かう際の空母打撃群の構成、といった気になる情報を一気にご紹介しました。
ミサイル発射や核実験など、度重なる挑発行為をしている北朝鮮に対し、アメリカは絶対的な実力を持つ原子力空母・カールビンソンを朝鮮半島に送り込む事で、北朝鮮の挑発行為を阻止しようとしています。
仮にアメリカと北朝鮮が軍事衝突する事になれば、日本にも影響が及ぶ事になりますから、カールビンソンが朝鮮半島に来る事で事態が収拾していく事を願わずにはいられません。
スターバックス カールビンソン店
スターバックス カールビンソン店ってなんだそりゃ???と思ったあなた…
世界有数の実力を誇る『原子力空母カールビンソン』は、船内の設備の充実も半端なかったんです!
- スターバックス カールビンソン店
- バーガーキング カールビンソン店
- 美容室
これら有名チェーン店が入っており、美味しいコーヒーを飲みながら、ハンバーガーも食べられるという贅沢三昧(笑)
もしかしたら、映画館やスポーツバー、ボーリング場なんかも入っているかもしれませんねw
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