日本のテニス界でもはや頂点に立ったと言ってもいいであろう、錦織圭選手。
しかし、その裏には、当然のことながら、大変な努力の軌跡があったようです。
ここでは、錦織圭選手の生まれから現在までをふり返っていきたいと思います。
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錦織圭プロフィール
本名：錦織圭（にしこり けい）
国籍：日本
出身：島根県松江市
出身中学：私立開星中学校（通信制）
出身高校：青森山田高等学校（通信制）
居住地：アメリカ合衆国フロリダ州タンパ
生年月日：1989年12月29日
身長：178cm
体重：75kg
利き手：右
バックハンド：両手打ち
錦織圭選手がテニスを始めたのは、まだ5歳のとき。
きっかけは、父と姉と3人での、公園での遊びだったといいます。
2007年にプロとなり、2012年には、ロンドンオリンピックに5位で入賞、2015年には、ATPランキング4位を記録しています。
ジュニア時代
錦織圭選手は、テニス開始から1年で、地元・松江市のグリーンテニススクールに入ります。
そして、小学5年にて、全国小学生テニス選手権大会ベスト8を果たしました。
想像に難くないように、幼少期から早熟だったのですね。
松岡修造との出会い
小学6年生のとき、千葉県の全国選抜ジュニアテニス選手権大会で見事優勝した、錦織圭選手。
この大会では、松岡修造さんが錦織圭選手の試合を見ており、その才能を見抜いて、修造チャレンジトップジュニアキャンプへ招待することになりました。
ここから錦織圭選手のテニス人生は飛躍していくことになるのですね。
アメリカIMGアカデミーへ
2003年1月、盛田正明テニス・ファンドの候補生となった錦織圭選手は、IMGアカデミーへ、わずか2週間という短い期間でしたが、テニス留学をします。
その後、盛田正明テニス・ファンド特待生に正式に選ばれ、2003年8月にアメリカへわたりました。
2003年9月には、さっそくテキサス州のジュニア大会でベスト8を記録し、錦織圭選手の世界進出が始まっていきます。
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ナダルが仮想フェデラーに錦織圭を指名
2006年6月、全仏オープン男子ジュニアダブルス部門で、4大大会ジュニアダブルスで優勝した、錦織圭選手。
同じ大会で2005年に優勝したラファエル・ナダル選手が、自身の練習相手に仮想ロジャー・フェデラーとして、錦織圭選手を指名という話題もありました。
錦織圭選手の世界での本格的な活躍が始まっていくのだと思うと、気分が高陽します。
2007年プロ転向
2007年10月、錦織圭選手はついに、満を持したプロへの転向を発表します。
この時、錦織圭選手は弱冠17歳。しかし、これまで留学含め多くの経験を積んできた錦織圭選手ですから、意気揚々とした気持ちだったのではないでしょうか。
直後のジャパン・オープンで念願のプロデビューを飾りました。
結果は惜しくも1回戦で敗退しましたが、錦織圭選手のテニス選手人生が正式にスタートとなりました。
2008年ナダルの予言
2008年のアルトワ選手権で、ラファエル・ナダル選手と闘った、錦織圭選手。
1セットを奪うも、残念ながら勝つことはできませんでしたが、ラファエル・ナダル選手は、錦織圭選手を、「数年後、世界ランク5位に食い込む」と予言。
「数年後」とはいきませんでしたが、「世界ランク5位」は後に的中しましたから、両者にとって、大したものとなりましたね。
2009年怪我を支えたのは杉山愛の母親
2009年5月には、そんな錦織圭選手を右ひじの疲労骨折が襲い、ウィンブルドン選手権と全米オープンを欠場に追い込まれました。
そのときのリハビリパートナーを、テニスプレイヤーの杉山愛さんのお母さんである杉山芙沙子さんが担当して、話題となりました。
杉山愛さんのインタビューを受けている時の、錦織圭選手の表情がいつも柔らかいのは、こういった経緯があったからなんですね。
2011年世界ランキングで松岡修造を抜き歴代最高位に
出会いから約10年、ついに錦織圭選手は、松岡修造さんを超えました。
上海マスターズで、サンティアゴ・ヒラルド選手に勝利し、マスターズ1000初のベスト4へと進んだとき、松岡修造さんが保有する日本人の最高ランクである46位を超えたのです。
超えたといっても30位と、大幅にアップしたわけですから、驚異的な勢いだといえるでしょう。
世界ランキング1位を破る日本人史上初の快挙！
さらに快挙は続き、スイス・インドアで、世界ランク1位であるノバク・ジョコビッチ選手に勝利。
これだけでもすごいのですが、日本人の男子によるシングルスでの世界ランキング1位選手への勝利は、テニス史で初めてである大記録なのでした。
これから後も記録はとどまるところを知りませんから、圧巻なのです。
2012年 ４大大会（全豪オープン）で自身初のベスト８入り
全豪オープンで、錦織圭選手の新たな記録が築かれます。
ジュリアン・ベネトー選手らを破り、ベスト8進出を果たしたのです。
全豪オープンで日本人の男子がベスト8進出したのは、80年ぶり、つまり戦後初だったのですから、まさに歴史的大記録と言えるでしょう。
2013年 ロジャー・フェデラーに初勝利
2013年には、欧州クレーコートシーズンにおいて、錦織圭選手は、ロジャー・フェデラー選手に勝利。
さらに、全仏オープンで、75年ぶりという、日本人としてのベスト16進出を実現します。またしても、錦織圭選手は、歴史的な偉業を成し遂げたのですね。
コーチにマイケル・チャンを迎える
このように、着々と世界的な存在になっていく、錦織圭選手。
さらには、シングルスにおける自己最高ランキングを2週連続で更新するという記録を打ち立てます。
そんななか発表されたのが、コーチにマイケル・チャンさんを迎えるということでした。
この運命の出会いが、錦織圭選手をさらなる高みへと導くのですから、人がどこでどんな風に成長していくか、分からないものですね。
2014年 2年連続でロジャー・フェデラーを破る快挙
2014年、錦織圭選手は、前年に続き、因縁のロジャー・フェデラー選手と対戦。
これはどちらにとっても大変な試合だったでしょうね……。
しかし、結果はまたしても勝利ということで、2年連続での勝利となったのでした。
世界ランキングトップ１０入り
2014年、錦織圭選手やそのファンが待ちに待った瞬間が、ついにやってきました。
マドリード・マスターズにおいて、錦織圭選手はフェリシアーノ・ロペス選手に勝利。
これによって、ついに、世界ランキングトップ10となったのです。
ノバク・ジョコビッチを破り全米オープン準優勝の快挙
さらに、錦織圭選手は、全米オープンにおいて、ノバク・ジョコビッチ選手に勝利。
アジアでは初であるグランドスラム決勝進出となりました。
優勝はできず準優勝となりましたが、決勝進出自体がとてつもない快挙であるといえるでしょう。
男女含め日本人史上初の2週連続優勝
またしても、錦織圭選手に新記録を作らせたのが、楽天ジャパン・オープン。
結果は、見事、2度目の優勝となり、マレーシア・オープン・クアラルンプールから2週連続での大会優勝でした。
結果、なんと、日本男女込みで史上初の出来事となり、錦織圭選手の別格ぶりが改めて証明されたと言えます。
アジア人男子初のATPワールドツアー・ファイナル出場
2014年のATPレース・ランキングにおいて、錦織圭選手は、4625ポイントを獲得。
アジアの男子としては初であるATPワールドツアー・ファイナル出場となりました。
ここでは、アンディ・マレー選手に初勝利という念願の快挙を達成しました。
世界ランキング５位
どこまでも記録を打ち立てていく錦織圭選手は、世界ランキング1位であるノバク・ジョコビッチ選手と闘います。
残念ながら敗れたものの、ATPランキングで、自己最高である5位となりました。
勝てなかったのは惜しかったですが、さすがの錦織圭選手だと再認識させられます。
2015年 世界ランキング4位
2015年2月には、メンフィス・オープンにおいて、3連覇を実現しました。
結果、錦織圭選手は、世界ランキング4位を打ち立てることに。
自己最高記録更新を早くも達成ということで、どこまでも強運な選手だと驚愕させられます。
ラファエル・ナダルに初勝利
2016年のリオデジャネイロオリンピックに、もちろん、錦織圭選手も出場。
準決勝において、アンディ・マリー選手相手に、惜しいことながら敗退。
ですが、3位決定戦でナダル選手に勝利を果たし、日本代表としてじゅうぶんに健闘を見せてくれました。
2016年 リオデジャネイロオリンピックで銅メダル獲得
2016年のリオデジャネイロオリンピックですが、結果は銅メダル。
オリンピックで銅メダルはすごいです。
ですが、これだけの功績を遺した錦織圭選手にしてみれば、東京オリンピックで金を狙っていることは間違いないでしょう。
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