又吉直樹(ピース)さんが『火花』で芥川賞を受賞しましたね!
すごい快挙です!おめでとうございます!
又吉直樹さんが尊敬する作家・太宰治先生ですら、熱望しながら受賞できなかった『芥川賞』。
これを芸人であり、初めて書いた作品で芥川賞を受賞したのですから、又吉直樹さんの才能といって良いですよね。
今日から又吉直樹先生と呼ばれることも多くなるでしょう。
ここでは、又吉直樹先生が芥川賞を受賞した背景は、作品『火花』の印税はいくらなのか?『火花』の次回作はいつどんな内容なのか?
また、又吉直樹先生の学歴や身長についてまとめてみました。
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又吉直樹(ピース)が芥川賞受賞!背景は?
又吉直樹さんの本職はお笑い芸人ですので、本人もインタビューで「お笑い芸人の仕事を100やったあとの時間で小説を書いていた」と言われているように、いわゆる“余暇”で書きおろした作品が『火花』でした。
2015年『第153回芥川賞・直木賞』の候補となった12作品を紹介します。
【芥川賞候補】
- 『火花』又吉直樹(初の候補)
- 『スクラップ・アンド・ビルド』羽田圭介(4度目の候補)
- 『MとΣ』内村薫風(初の候補)
- 『夏の裁断』島本理生(4度目の候補)
- 『朝顔の日』高橋弘希(2度目の候補)
- 『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』滝口悠生(初の候補)
【直木賞候補】
- 『流』東山彰良
- 『東京帝大叡古教授』門井慶喜
- 『若冲』澤田瞳子
- 『永い言い訳』西川美和
- 『アンタッチャブル』馳星周(6度目の候補)
- 『ナイルパーチの女子会』柚木麻子(3度目の候補)
この中で見事受賞となったのが以下の作品でした。
【芥川賞受賞】
『火花』又吉直樹
『スクラップ・アンド・ビルド』羽田圭介
【直木賞受賞】
『流』東山彰良 ※作品名読み方:「りゅう」
2015年6月19日に候補者12作品がノミネートされ、約1ヶ月後の7月16日に受賞者が発表されました。
又吉直樹さんの受賞の可能性については、ノミネート後の評判としては、かなり厳しい声も多くありました。
書評家・杉江松恋さん
「『火花』の受賞なないと思う」
「ここ数回の芥川賞では、知名度の高い作品は受賞していない」
「すでに売れた作品に対して、審査員は未熟な表現などは見逃さない」
文芸評論家の伊藤氏貴・明治大学准教授
「秋風が吹く文学界のためにも受賞すればいいニュースです。受賞がないこともない。ただ、それは単独受賞ではなく、受賞作が2作なら滑り込むといった感じでしょう」
「初作で受賞というのはかなり厳しいでしょう。ただ、今回は飛び抜けた本命がいない。『火花』は先頭を追いかける第2集団にいるようです」
出版関係者
「今回のノミネート作はいずれも文藝春秋の『文学界』と新潮社の『新潮』で発表されたもの。ここで『火花』が受賞すると文藝春秋の独り勝ちなので、バランスを取って、新潮社系の作品と2作受賞ということも十分考えられる」
「お笑い芸人が書いた小説」という物珍しさもあり、『火花』が売れ出したのは事実だと思いますが、読まれた方からの好評が世間に広まり、発行部数を伸ばしてきました。
このような厳しい意見も多々あった中での芥川賞受賞。
更には増刷が決まり、100万部突破が決定。
受賞、本当におめでとうございます。
※贈呈式は8月21日 東京・帝国ホテル『孔雀の間』にて18時より行われます。
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又吉直樹(ピース)『火花』の印税はいくら?
作家・又吉直樹作品『火花』の印税はいったいいくらになるのでしょうか?
一般的に単行本の印税は定価の10%といわれています。
『火花』の定価は1296円(税込)ですから、1冊の印税は129.6円。
印税は売れた冊数ではなく、発行部数に対して発生します。
芥川賞を受賞したことで緊急増刷が決まっており、100万部突破が決定しました。
ということは、
129.6円 × 1,000,000部 = 1億2960万円
となります!
しかし、これが全額又吉さんに入る訳ではないようです。
約52%にあたる6739万円が所属事務所の吉本興業に入り、約48%にあたる6220万円が又吉直樹さん本人に入るとされているようです。
6220万円も大金ですが、お笑いの仕事以外の時間で書いた作品に対する印税までも、吉本興業に入るというのはなんだか釈然としませんね。
更に今後は、CMのギャラが倍増すると予想されており、現在の2000万円(ピースとして)から4000万円になる見込みだそうです。
芸能界のCMギャラランキング上位者は以下の方々です
- 嵐:1億2000万円 ※単独だと1人5000万円
- SMAP:1億2000万円 ※単独だと1人4500万円~5000万円
- 吉永小百合:1億円
- 安室奈美恵:9000万円~1億円
- 松島菜々子:9000万円~1億円
- 松田聖子:9000万円~1億円
又吉直樹(ピース)『火花』の次回作はいつ?
芥川賞作家となった又吉直樹さんの『火花』を読まれた方は、次回作はいつどんな内容のものが発表されるのか気になりますよね。
又吉直樹さん本人が以下のようにコメントを残しています。
「とりあえず書いていこうと。二作目のことを聞かれると、僕の耳には呪いのように聞こえます。」
「“一作目は芸人の話。芸人だから書けただけ”と潜在的に思っている人が、性格の悪い質問をする。でも、そういう人も好きなんですけどね(笑)。」
「とりあえず五作書こうと思っています。五作の中の二作目と思えば、自由に書ける」
また、又吉直樹さんの高校時代の恩師・鈴木先生は次回作について次のように語りました。
鈴木先生:「次のモデルは野々村征武(北陽高校サッカー部 元監督)を書かないと!」
又吉:「『はい』と言うと思いますか?」
鈴木先生:「きっと書いてくれると思う」
鈴木先生:「ここで終わってはダメ。次の作品をしっかり書かないと。次は野々村監督を題材にして、野々村征武という人物を描かないと」
1作目の『火花』で現在の仕事であるお笑い芸人としての師弟関係を描いており、2作目が学生時代の師弟関係を描く可能性はゼロではありませんね。
学生時代というのはいろんな思い出が詰まっていると思いますし、多感な時期での出来事や好きなサッカーの事なども絡めた次回作ができれば、きっと楽しい作品になるのではないでしょうか。
又吉直樹(ピース)の学歴は?出身高校や大学はどこ?
1作目で芥川賞を受賞してしまった又吉直樹さんの学歴や、出身高校、出身大学はどこなのでしょうか?
【小学校】
寝屋川市立啓明小学校
【中学校】
寝屋川市立第五中学校
【高校】
北陽高等学校(現在の関西大学北陽高等学校)
※大阪府大阪市東淀川区の私立高校
※サッカー部所属で左ウイングバックとしてインターハイ出場
【大学】
高校卒業後、吉本興業のNSC東京校に入学したため、大学へは進学せず。
※大阪人なのにNCS東京校に入学した理由は、進学校なのに大学へ進学しなかったことが恩師にバレるのを恐れたからだそうです。
又吉直樹(ピース)の身長は?会見でビックリ!
又吉直樹さんの身長がめっちゃ低いと話題になっています。
話題の元となったのが、芥川賞・直木賞の受賞会見でのこの映像でした。
芥川賞を受賞した羽田圭介さんと、直木賞を受賞した東山彰良さんに挟まれた又吉直樹さん。
たしかに背が低かったんですね。
相方の綾部祐二さんとのツーショットだと気づかなかったのですが、実は綾部さんも身長が低く、167cmしかないそうです。
そして又吉直樹さんの身長は164cmだそうです。
今回の芥川賞受賞で一気に又吉直樹さんの周りがざわつき始めましたが、お笑い芸人としての活動はもちろんのこと、作家としても活動を続けられるそうですので、次回作も含め、今後の活躍を期待したいと思います。
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