嫌な女(ドラマ)が、黒木瞳さん主演で2016年3月から放送予定です。インパクトの強いドラマタイトルが興味をそそりますね。
2010年に発表され、新聞の書評を賑わせた同名の原作がドラマ化されます。腐れ縁がこじれて、切るに切れない関係になっている二人の女がそれぞれの立場でたくましく生きていく物語をベテラン女優の黒木瞳さんがどう演じていくか楽しみです。
嫌な女とはいったい誰なのか、そしてどんな風に嫌なのか、見方によってはただ自分に素直なだけかもしれない女性の人生をちょっとのぞいてみませんか?
気になるドラマ『嫌な女』のキャストや個人的な感想も含めた原作のあらすじをご紹介しますね。ちょっとネタバレもありますので、ご注意ください。
スポンサーリンク
[ad#ue-1]
嫌な女(ドラマ)基本情報
放送期間:2016年3月6日(日)~全6回
放送時間:よる10:00~10:49
放送局 :NHK BSプレミアム
原作 :桂望実 『嫌な女』(光文社刊)(小説『県庁の星』)
プロデューサー:中村高志(大河ドラマ『風林火山』、『軍師官兵衛』)
脚本 :吉田智子(ドラマ『美女か野獣』、『働きマン』、映画『アオハライド』)
演出 :田中健二(連続テレビ小説『カーネーション』、大河ドラマ『軍師官兵衛』)
村橋直樹(連続テレビ小説『まれ』)
主題歌 :未発表
今回脚本を執筆する吉田智子さんは、女性の心情を巧みにセリフに織り込む手腕に定評があります。性格が真逆の二人の女性を動かす言葉技にもぜひご注目ください。
そして全体を統括するのは、『軍師官兵衛』などの骨太なドラマを作り上げてきた中村高志プロデューサー。バランス感覚が優れた布陣ですね。
嫌な女(ドラマ)のキャスト・登場人物
ドラマ『嫌な女』のキャスト・登場人物をご紹介します。
石田徹子役:黒木瞳
弁護士。小さいころから成績は抜群によかったが、地味であまり周囲から可愛がられなかった。
クールで仕事熱心。超がつくほど真面目だが、人との付き合いはあまりうまくない。
親戚の夏子がしでかす不始末の尻拭いばかりさせられている。
小谷夏子役:鈴木保奈美
徹子の遠い親戚。自由奔放で男性を手玉にとり、結婚詐欺まがいのトラブルをしばしば引き起こす。物をあまり深く考えずに行動するので何度か法に裁かれそうになり、そのたび徹子に助けを求めて事態を収拾してもらっている。
坂口博之役:勝村政信
徹子の同僚だったが、独立して事務所を立ち上げた。徹子に想いを寄せている。
磯崎 賢役:塚本高史
若手弁護士。徹子が所属する事務所のアシスタントを経て弁護士になった。
常に徹子をコンビを組んで行動を共にしている。
荻原道哉役:古谷一行
徹子が所属する荻原弁護士事務所の所長。実績人格ともに優れ、徹子が手本としている人物。
今のところ以上の方々の出演が発表されていますが、ぱっと見た感じでもイメージがぴったりハマっています。しかも役名もかなり体を表したネーミングですね。
『石田徹子』などは、字面を見ただけでも四角四面な印象を持ちますし、『小谷夏子』は夏の解放感を感じさせる名前で、その人となりまでも何となく想像がつきます。
『嫌な女』というタイトルだけを見れば、なんだか暗い話のような気がしてしまいますが、キャスティングを見れば、かなり面白そうな感じがします。
スポンサーリンク
[ad#naka]
嫌な女(ドラマ)相関図
ドラマ『嫌な女』の相関図は公開されましたら、記載いたします。
嫌な女(ドラマ)あらすじとネタバレ
ドラマ『嫌な女』の原作あらすじをかいつまんでご紹介します。ネタバレもありますのでご注意ください。
そもそもの始まりは昭和53年のこと。弁護士になりたての石田徹子は遠い親戚の小谷夏子からの依頼で、ある男に会う。その男は夏子と結婚するはずだったと主張し、そのために購入したマンションを徹子に見せた。
結婚詐欺罪で告訴する、と息まきながらもその男は夏子への未練を隠さなかった。それが、徹子の弁護士としての初仕事となった。
それ以降も夏子は似たようなトラブルを次々引き起こし、そのたび徹子が駆り出された。優等生だった徹子から見れば、破廉恥な事件ばかり起こす夏子は違う世界の生き物としか思えず、嫌悪感しか感じなかった。
それでも、血縁者を拒否できない徹子はその後何十年にも渡って夏子のトラブル処理をする羽目に陥る。
夏子の奔放な生き方が理解できない徹子だったが、弁護士としてキャリアを積み、人間として成熟するに従って夏子に対する考え方が変わっていく。
他人に興味を持たずに生きていた徹子にとって、夏子は異邦人である反面、とても近しい存在であるように思え、迷惑をこうむりながらも夏子の自由闊達な生き方を認められるようになったのだった。
実際に夏子のような女性が近くにいたらおそらく避けてしまうでしょう。この小説には女性は老いる、というごく当然のなりゆきが書かれていますが、年齢に従って世間からの対応が少しずつ変わっていく(これもまた当然のなりゆきですが)ことが切なく書かれています。
若く美しいころには男性を騙せた夏子でしたが、年老いた結果逆に騙されるようになってしまう部分の描写は心に重く響いてきました。
嫌な女(ドラマ)みんなの感想
ドラマ『嫌な女』について、みんなの感想を集めてみました。
・じわじわと面白い。夏子って身勝手なのになんか憎めないんですよね。鈴木保奈美さんはイメージぴったりです。
・登場人物がみんな魅力的!みんな一生懸命生きてるんだよね。私だってそうだもん。
・原作は最後まで徹子視線ですが、夏子の見解も気になります。ドラマではその辺を観たいと思います。
・女性の大河小説ですね。原作では30代から70代まで書かれているけど、ドラマではどこまでやるんでしょうか。気になります。
このドラマは女性の方が共感できる部分が多いように感じます。
表向きな部分と、本音・願望の部分を徹子と夏子が表している作品のため、女性からの期待感が伝わってきます。
嫌な女出演キャストのコメント
ドラマ『嫌な女』の出演キャストである黒木瞳さんがコメントを出しています。
石田徹子役 黒木瞳
原作を読んで強く惹かれ、ぜひ映像化したいと思いました。大好きな作品なので、物語の力が伝わるよう精いっぱい演じます。
人生にはいろんな側面があり、考え方も常に変化していきます。そういう自然の流れを観る方に抵抗なく受け入れていただけるように頑張りたいと思います。
この作品は映画化も予定されており、すでに撮影が始まっています。映画版で監督をつとめるのはなんと黒木瞳さんご本人で、原作に惚れこんだ黒木瞳さんの働きかけで映画化が実現しました。
映画の公開に先駆けたドラマの放送に、各方面から耳目が集まっています。『嫌な女』が
本当に『嫌』なのかどうか、皆さんの目で確かめてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
スポンサーリンク
[ad#sita]